日経平均は約1ヶ月ぶりの高値となり

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最新投稿日時:2019/01/18 17:50 - 「日経平均は約1ヶ月ぶりの高値となり」(斉藤紀彦)

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日経平均は約1ヶ月ぶりの高値となり

著者:斉藤紀彦
投稿:2019/01/18 17:50

25日線を上回って終わりましたが

日経平均は+263円高の20666円と3日ぶりに大幅反発しました。

朝方は、米国政府が中国に対する追加関税の撤廃や軽減を検討していると報じられたことから、米中貿易摩擦の緩和期待で米国株が上昇した流れを受けて高く始まりました。

その後も円安ドル高基調や上海株の上昇も後押しとなり、先物買いが入って上げ幅を拡大すると後場には高値で+279円高の20682円まで上昇し、大引けにかけて高値圏で推移しました。

日経平均は18年12月19日の終値20987円以来ほぼ1ヶ月ぶりの高値水準で終わり、25日移動平均線を回復するのは18年12月4日以来約1ヶ月半ぶりとなっています。

ムニューシン米財務長官が中国に対する関税引き下げを提案しているとの一部報道や、中国の劉鶴副首相が月末に訪米して貿易協議に臨むとの発表を受けて米中貿易摩擦の緩和期待が高まり、投資家心理が改善したことから、海運や非鉄など景気敏感株を含む幅広い銘柄に買いが入りました。

東証1部の売買代金は2兆1529億円、騰落銘柄数は値上がり1538銘柄、値下がり525銘柄、日経225採用銘柄では値上がり202銘柄、値下がり18銘柄でした。

日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はともに5日続伸して約1ヶ月ぶりの高値となりました。

日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが残っています。

きのうに続いて閑散相場となるなか、下降中の25日線(今日現在:20576円)を上回ったことや、15日の高値20571円、16日の20580円、きのうの20571円を上回ったことから買い戻しが進みましたが、その割には上昇は限定的で売買代金も増えませんでした。

もし米中貿易摩擦の緩和が決まれば大きなリバウンドにつながるとは思いますが、まだひと波乱もふた波乱もあると思いますので、やはり目先は利益確定売りを進めながら次の押し目を待つのが無難だと思います。

12月26日安値18948円からは9%超の上昇となっているだけに、下げ余地はそれなりにあると思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想

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