安いところは買い下がりでいいと思います
朝方は、シカゴ日経平均先物が上昇したことから高く始まりましたが、買い一巡後は下げに転じる場面もありました。
後場に入ると、午前の相場の下落幅が小さかったにもかかわらず日銀のETF買い観測が流れ、買い戻しを中心に再度上昇幅を広げると、取引終盤には+177円高の21684円まで上昇しました。
米中貿易摩擦問題などを背景に世界景気の減速懸念がくすぶるなか、小売りや建設といった内需株や景気動向に業績が左右されにくい医薬品株が買われました。
月末には米中首脳会談が開かれる見通しであることや、今晩の米国市場が休場であることから様子見ムードも強く、東証1部の売買代金は9月10日以来およそ2ヶ月半ぶりの低水準でした。
東証1部の売買代金は2兆810億円、騰落銘柄数は値上がり1451銘柄、値下がり580銘柄、日経225採用銘柄では値上がり139銘柄、値下がり81銘柄でした。
ユニファミマが約31円、日経平均を押し上げた一方、ファーストリテが約25円押し下げました。
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はともに反発しています。
日経平均のテクニカル指標は、まだ底値圏を示唆するものやこれに近いものが多い状態です。
きょうは米国市場の休場や国内の3連休を控えて薄商いとなるなか、買い戻しを中心に反発しました。
海外投資家などは売りポジションをかなり積みました状態であると推測されることから、週末を控えてポジション調整の買い戻しを進めたとの見方もありました。
水準的には引き続き押し目買いでいいと思いますので、安くなるところがあれば段階的な買い下がりでいいと思います。
新興市場も安いところは段階的な買い下がりだと思います。