基本的には押し目買いスタンスだと思います
朝方は、円高ドル安進行を嫌気して小安く始まりましたが、売り一巡後は上昇に転じました。
米中貿易摩擦への警戒感が後退して先週末のNYダウが上昇したことが支えとなるなか、先物にまとまった買いが入ったことから高値では+172円高の21852円まで上昇し、その後は上げ幅を縮小する場面もありましたが、大引けにかけて持ち直しました。
米中貿易摩擦への不安が一服したことで、ソフトバンクや半導体関連株などに買い戻しが入りましたが、取引自体は低調でした。
東証1部の売買代金は2兆1367億円、騰落銘柄数は値上がり1289銘柄、値下がり756銘柄、日経225採用銘柄では値上がり121銘柄、値下がり100銘柄でした。
ソフトバンクが約50円、日経平均を押し上げた一方、ファーストリテが約41円押し下げました。
日経ジャスダック平均は小幅に7営業日ぶり反発、東証マザーズ指数は大幅反発しています。
日経平均のテクニカル指標はまだ底値圏を示唆するものが散見されます。
日経平均は買い戻しを中心に、きょうは5日線(今日現在:21792円)を上回って終わりました。
不透明な外部環境が続いていることから超閑散な取引でしたが、逆に言うと売るだけの材料もなく、11月30日、12月1日にアルゼンチンで開かれるG20(主要20カ国・地域)首脳会談を控え、会議に合わせて予定されている米中首脳会談に注目が集まります。
基本的には押し目買い水準にはあると思いますので、新興市場も含めて再度下落があった場合には段階的な買い下がりでいいと思いますが、上がっているところを追撃買いするほどのレベルではないと思いますので、できればそれは控えた方が無難だと思います。
まだ日経平均の13日の安値21484円を試しに行く可能性も残っているからです。