ココからは買い下がりのイメージでいいと思います
朝方は、米国株の大幅続落を嫌気して安く始まると、円高ドル安基調も重しとなって下げ幅を拡大し、安値では-785円安の21484円まで急落しました。
売り一巡後は、日銀のETF買い期待や、安く始まった上海株が上げ基調を強めたこと、米国株時間外取引が上昇したことなどから大引けにかけて下げ渋りましたが、戻りは限定的でした。
東証業種別株価指数は全33業種が下落し、日経平均は6営業日ぶりに22000円を割り込んで1日の終値21687円以来の安値水準となりました。
米国株市場で、スマートフォン「iPhone」の販売が減速するとの懸念からアップルが下落したため、アップルに部品を供給する村田製やTDK、太陽誘電、アルプスなど電子部品株が軒並み急落しました。
日本工作機械工業会が発表した10月の工作機械受注額が23ヶ月ぶりに前年同月比で減少し、機械株全般が売られたことも相場の重しとなりました。
東証1部の売買代金は2兆8253億円、騰落銘柄数は値上がり230銘柄、値下がり1846銘柄、日経225採用銘柄では値上がり11銘柄、値下がり214銘柄でした。
日経ジャスダック平均は3日続落、東証マザーズ指数は続落しています。
日経平均のテクニカル指標は高値圏のものがなくなりました。
株価チャート的には、急落後のリバウンドで25日線(今日現在:22168円)や5日線(今日現在:22168円)を先週末のSQに向けて回復したあとだけに、その反動安が出やすい状況でしたが、それでもきょうの急落は一日で値幅が出すぎた感はあります。
目先は10月26日の安値20971円から8日の高値22583円までの戻しの半値押しになる、21777円などをメドに買い下がるイメージでいいかもしれません。
ただドル円が114円近辺で踏みとどまり続けると、意外と戻りが早くなる可能性もあると思います。