ウェルネット[東1](2428)、みずほ銀が取得するフィンテック関連
前週18日、ウェルネット[東1](2428)は、83円高の2874円と続伸、171円高の2962円と買われ騰勢を強めています。
13日に金融と最新のIT技術を融合した「フィンテック」と呼ばれる新しい金融サービスが世界的に広がりをみせるなか、金融庁は、日本の銀行がフィンテックを手がけるIT企業などを買収できるよう規制を緩和すると報じられたことから、フィンテック関連銘柄として物色の矛先が向かっています。
財務省12月7日受付の大量保有報告書で、みずほ銀行が668,050株(6.89%)取得したこともわかっています。同報告書において保有目的は、「発行会社の要請に応え、かつ発行会社との取引関係の強化を図るもの」と記されていますが、持ち合い解消売りを進める一方で、フィンテック関連として同社に高い関心を寄せたものと解されます。
同社が、リアルタイムの電子請求・電子決済が出来るマルチペイメントサービスを手掛けていることが注目点といえるでしょう。最近、テレビでAmazonのコマーシャルが放送されていますが、Amazonは土日祭日関係なくリアルタイムで購入代金を手数料なしで決済できるウェルネットのマルチペイメントサービスを導入していますから、同社は大きく見直される可能性が高まっています。
現在、全日本空輸、日本航空、AIRDO、スターフライヤーなどの航空会社、バス会社、Amazonのほか、Yahoo!JAPAN、楽天オークション、Google、Eストアー等の通販会社への導入実績があります。今後もコンビニ決済・ペイジー・ネットバンキング決済・電子マネー決済が様々な分野において導入が進むと期待されています。
足元の業績は、今6月期営業利益は20億円(前期比22.11%増)と連続最高益更新見通しで、年間配当66円(同16円増)と連続増配を予定しています。
チャート的には、月足では二段上げ終了。下値を固め切り返す動きで、三段上げも視野に入ります。7月24日につけた年初来高値3270円を突破出来れば、2006年1月高値4035円あたりを目指す可能性も出てきそうです。
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