◆米国の経済指標をきっかけにドル高、円安が進むか?
週明け(2日)は、日経平均が終値ベースの高値更新、月初高も1年4ヶ月連続になったので、円安や日銀短観の結果を支えに堅調な結果だったといえます。
しかしながら、TOPIXは小幅続落になり、規模別株価指数で大型、中型がマイナスでしたから、堅調というよりは小型株優位の展開だったと考えられます。
明日は、日経平均が高値を更新するほどの手がかりが少なそうですし、チャートが短期的な横ばい形状になっていることから、小動きのもみ合い想定です。
ただし、日経平均やTOPIXは小動きでも下値不安が少ない状態のため、小型株優位で個別物色中心の展開が続きそうです。
一方、今日は国内で日銀短観が発表されましたが、今週はISMや雇用統計などの米国で月初に発表される重要経済指標を控えています。
日経平均は為替に連動している傾向が強いので、日経平均が上値を試すのであれば、米国経済指標の結果からドル高、円安が進むことが手がかりになるのではないかと思われます。
反対に、円高、ドル安に反転してしまうと上値が重くなりそうですが、日銀短観の結果が示すように景況感は悪くないので下値も堅くなりそうです。
ただし、今週中にも25日線と75日線がゴールデンクロスを達成しますから、高値もみ合いで過熱感が後退し、25日線接近から再上昇で高値更新の上昇トレンド型の流れが期待できるのではないかと思われます。