売りのエントリーはご法度?!
その一方でこの時期になると「掉尾の一振」というフレーズも良く目にします。掉尾の一振とは大納会に向けて株価が上昇する「年末に起きる株高」のことを意味します。このままこのアノマリーに乗って20,000円の大台に向かうのでしょうか?
こういう時はしっかりとチャートと向き合うことが大事になってきます。
下記は日経平均株価のチャートです。いびつな形ながら買いトレンドが継続(標準偏差ボラティリティは垂れていますが、ADXは上昇、加えて、21日ボリンジャーバンドは+1シグマの外で推移しています)していることがお分かりになるかと思います。ということで、冒頭に触れた材料を理由に売りからエントリーすることは避けなければいけないことですし、基本的なスタンスは押し目買いでとなります。
個人的には、今週はクリスマス休暇を控えてのポジション調整が主体となると見ていますので、そこで押し目を拾い、来週以降、掉尾の一振で上昇したところで、利益確定を行う戦略が効果的ではないかと考えています。
また、すでに買いのポジションを持たれている方は、25日移動平均線+5%にタッチしていますので、利食いを考えてみてもよいかもしれません
。株式市場の上昇を受けて、為替に関しても同様の動きを予想していますが、120円は来年の宿題になるものと考えています。「相場は確率に賭けるゲーム」です。
ただし、こちらのアノマリーも絶対ではありませんので、ストップ注文を入れて万が一の事態に備えておくこともお忘れなく。