タグ:小林秀雄 のブログ1~5件 / 全5件 「あー、これが小林秀雄だよ」って話 何ごとについてもうるさい小林秀雄をそこに紹介したのは僕だ。小林さんたちがよく行く銀座の鮨屋なるものがあって、鎌倉の終電族たちの中では評判だったので行ってみたらなんてことのない平凡な店だった。 いつか一緒になった終電で鮨が話題になったので、僕が小林さんたちが常連の鮨屋をこきおろして「喜楽」を勧めたら、小林さんが常連の連れの今日出海さんに、「ならコンちゃん、行ってみてやろうじゃねえか」いったので、「あそこがまずけり... ...続きを読む タグ:石原慎太郎 小林秀雄 登録日時:2016/04/18(09:41) 娘の指摘によって文章が変わった有名人 あるとき、娘が、国語の試験問題を見せて、何だかちっともわからない文章だという。 読んでみると、なるほど悪文である。 こんなもの、意味がどうもこうもあるもんか、わかりませんと書いておけばいいのだ、と答えたら、娘は笑い出した。 だって、この問題は、お父さんの本からとったんだって先生がおっしゃった、といった。 へえ、そうかい、とあきれたが、ちかごろ、家で、われながら小言幸兵衛じみてきたと思っている矢先、おやじの面目ま... ...続きを読む タグ:小林秀雄 読書について 登録日時:2014/12/11(02:58) 内田百閒も真っ青な、減刑嘆願書 (略)今 奥さんだってあの坂を上り降りするのは大変だ。 それ以上に、何か注文したって、誰も届けてくれないだろう。 小林 それもあるが、あそこへ越した頃には、水道がなかったでしょう。 あんな高い所に井戸が三本ある。越してきて二、三日したら、井戸のモーターが盗まれた。 これには弱ったな。あの頃は泥棒がいっぱいいたからな。 モーターが皮切りで、何回やられたかね。住むには苦労な所だった。 今 本格的... ...続きを読む タグ:小林秀雄 直観を磨くもの 登録日時:2014/11/25(01:10) 小林秀雄の語る「考える」という言葉 ここで、考えるという言葉についての宣長の考えをお話ししたいと思います。 「考える」の古い形は「かむかふ」です。 宣長はこれについて次のように説明します。「か」は特別の意味のないことばです。「む」は「み」すなわち自分の身です。「かふ」は「交わる」ということです。だから、考えるということは、自分が身を以て相手と交わるということです。 宣長の言によると、考えるとはつきあうという意味です。ある対象を向こうに離して、こち... ...続きを読む タグ:小林秀雄 「学生との対話」 国民文化研究会 登録日時:2014/06/14(02:32) 妖怪ずんぐりむっくり これは、玉蔵親分のことではありませぬ。 あの小林秀雄氏が敬愛してやまなかったという菊池寛氏のこと。 行きつけの本屋をプラプラしていたら、「別冊太陽162 小林秀雄 平凡社」が目について即買い、 ページを開くと目に飛び込んできたのは、表題の件。 どういう人だったのかオイラは知らないのだが、 ずんぐりむっくりとして丸メガネをかけた、まるでムーミンを彷彿とさせるその風貌には、 得もいわれぬ親しみを... ...続きを読む タグ:小林秀雄 菊池寛 HAARP 登録日時:2010/06/01(00:56)