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令和2年度 負け銘柄反省

平成11年9月10日から開始した投資は22年目です。
この21年4ヶ月の間に投資した198銘柄のうち34銘柄が負けです。
銘柄数での勝率は82.8%です。
つまり、6銘柄のうち1銘柄は損しています。

投資リスク管理
「株式投資はリスク管理である」と考えています。
つまり、損失を最小限にすることであり、利益を最大化することではありません。
利益の最大化は、投資先が自発的に行うことであり、投資家がどうこう出来ることではありません。
一方でリスク管理は投資家の職分であり、学術的に理論が確立しています。
それに従って、"自分の負け銘柄"と"市場の負け銘柄"をリスク管理すれば良いのですが、まずは自分の負け銘柄の反省です。

リスク管理銘柄
令和2年度は、エア・ウォーターをリスク管理銘柄としていました。
令和3年度は、ソフトバンクをリスク管理銘柄に指定して監視します。
その他、淡々と負け銘柄の監視を続けます。

負け銘柄2020.12.31 ↓ クリックで拡大

*印の銘柄は保有残高を大納会終値で売却したと仮定して税効果計算しています。
令和2年度は、負け銘柄を2銘柄増やしてしまいました。一方で損失を回復して負け銘柄から外れた銘柄が3銘柄あったため、負け銘柄が1銘柄減りました。
印の銘柄が令和2年度の新規の負け銘柄です。
令和2年度は、失点回復の投資はできませんでした。

負け銘柄2019.12.31(前年度) ↓ クリックで拡大

令和元年度は、負け銘柄を4銘柄増やしてしまいました。一方で損失を回復して負け銘柄から外れた銘柄が4銘柄あったため、負け銘柄に増減無しでした。
印の銘柄が令和元年度の新規の負け銘柄です。
令和元年度は、ZOZOの失点回復に努めましたが半分取り返して終了です。
新規の負け銘柄は、4銘柄とも令和元年度の新規投資先です。

負け銘柄2018.12.31(前々年度) ↓ クリックで拡大

平成30年度は、負け銘柄を5銘柄増やしてしまいました。一方で損失を回復して負け銘柄から外れた銘柄が2銘柄あったため、負け銘柄は全体で3銘柄の純増でした。
平成30年度は、資金回収が進まず、逆に傷を拡げました。加えてZOZOの大失敗が痛かったです。

ソフトバンク  令和3年度管理銘柄
配当金狙いです。
損失は配当金で取り返せると見立てています。
買増しで対処します。

エア・ウォーター  損失解消 令和2年度管理銘柄
増資に伴う希薄化で負け銘柄に転落していました。
医療用ガス大手であることから、新型コロナウイルス蔓延で株価が戻りました。
増資理由となったインド進出の進展が見通せないので、令和3年中の投資撤退を目途します。

Royal Dutch Shell 220,775円 新規負け銘柄
新型コロナウイルス蔓延に伴う原油需要減で、原油株は暴落しました。
この厄災は予測不能なので、目先は対策のしようがありません。
塩漬け対処します。長期の塩漬けとなりそうですが、長期視点では十分に回復可能と見立てています。
Exxon Mobil も同様です。

SBI 負け銘柄筆頭
北尾吉孝が嫌いです。
期待した自分が愚かでした。
北尾吉孝が生きている限り投資対象外です。

ソニー 負け銘柄対抗
平成24年度末では累積損失756,164円と突出した負け銘柄でした。
損失の原因は、過剰投資の状態でリーマンショックを乗り切れなかったことです。
何をすれば損するか知り尽くした銘柄ですので、その逆をすれば利益が出るはずです。そう考えて、押し目を待っていましたが、遂に機会がありませんでした。

武富士 倒産による確定損失 321,528円
負け銘柄の第6位、倒産したのでリベンジのしようもありません。負け銘柄の殿堂入りです。
倒産風が吹いている"市場の負け銘柄"を大底でまとめ買いするのが私の主たる投資でした。
ただ、武富士は本当に倒産してしまいました。
アコムを選んでいれば結果は天地の差でした。
資金が少ないときは、このような博打のような投資をしていました。資金の乏しい者が大きな利益を得るには他に手が無かったのですが、もうこの博打から足を洗おうと思います。

LDH(ライブドア) 解散による確定損失 104,426円
負け銘柄の第14位、負け銘柄の殿堂入り2番手です。
解散配当金をもらったのは、このライブドアだけです。
解散配当金で損失穴埋めしようと、上場廃止前に108円で5,000株買付けました。その結果、106,700円の解散配当益を計上してライブドア・ショックの損失の約半分を回収しました。
しかし、解散配当金の受取り完了までに6年も掛かりました。
解散配当金を取るのは、時間が掛かるので得策ではないと学びました。
2件のコメントがあります
  • イメージ
    montontonさん
    2021/1/3 16:19

    まはいさんは勝ち負けを非常にシビアーに判定されているので、本来は負けが確定していないのに負けに区分している銘柄が多いという印象です。いつでも勝ちグループに転換しそうな銘柄もあり、悲観的な要素は少ないように感じました。


    私の方は40年弱の投資期間ですが、投資したコア銘柄は50銘柄程度にとどまります。数十年間同じ銘柄を下がったら買い・上がったら売るという行為を繰り返している結果です。長期間同じ銘柄を扱うメリットはその銘柄に詳しくなり値動きも大体分かるようになることです。

    負けも何件かありますが、その大部分は倒産か上場廃止による強制的退場です。長期投資の最大の敵は倒産や上場廃止で、それさえなければ最後は勝ちで終わらせることができます。


    負けで思い出すのも忌まわしい銘柄群には西友、ダイエー、日本航空、東電などがあります。


  • イメージ
    まはいさん
    2021/1/3 18:29
    montonton さん コメントありがとうございます。

    いつでも勝ちグループに転換しそうな銘柄もあり、

    そのご指摘こそ、裏をかえせば私の最大の負け要因です。
    ソニーをはじめ、多くの投資家が利益を得ている銘柄で私は負けています。
    私が失敗した最大の理由は”過剰投資”です。身の丈を超えた投資をして失敗しました。
    過剰投資で失敗した教訓を踏まえて、身の丈を超えた投資をしないように気を付けています。
    そのため、長く負けたまま指を咥えて見ているだけの銘柄が、私の負け銘柄に多くあります。
    そうした負け銘柄を、年の初めに見返して、過剰投資への自戒を新たにするとともに再起を誓っています。

    長期間同じ銘柄を扱うメリットはその銘柄に詳しくなり値動きも大体分かるようになることです。

    同感です。
    過去に負けた銘柄とはいえ良く知っている銘柄に再投資したいです。
    ただし、過剰投資にならないように、いつとも知れない押し目を辛抱強く待ちます。
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