議決権行使の指針_2019年版

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議決権行使の指針_2019年版

個人投資家にとって、議決権行使は、正直どうでも良い
という感がある。

・どうせ、会社提案が通るに決まっているしー
・なんか、色々メンドクサイしー
・結局、意味ないじゃん

などと思うわけです。

毎年、議決権を行使するって人も、もちろんいらっしゃって、
それはそれで、立派な見識を持っていると思うのですがー
所詮は、自己満足じゃん。
とも思うわけです。

___________________________
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それはそれとして、自己満足、上等じゃないかー

ということで、

「マイ議決権行使ガイドライン」

でも考えてみました。
今年は、この方針で臨みます。

(「議決権行使ガイドライン」は機関投資家が開示するようになりましたが、その個人版って感じですね)

___________________________

■基本方針
(賛成する議案)
・剰余金処分に関しては無条件で承認する。
・株主還元を積極的に行う方針に賛成する。

(反対する議案)
・役員の選任
・役員賞与の支給
・役員退職慰労金の支給
・ストックオプション
・買収防衛策

(反対する場合の例外)
・株価が上昇し、含み益がある場合には、
 役員の選任には賛成する。

(ケースバイケース)
・定款の変更(上記以外)

___________________________

■考え方

<基本的に、役員個人の処遇に関する会社提案には反対する>

・どうせ、個人投資家がいくら反対票を入れても、会社提案は普通は通ります。

・会社にとって、一番困るのは、株主総会の定足数を満たさないことであって、
 反対票であっても、個人投資家には、議決権を行使してほしいと、考えているように見えますので、反対することに罪悪感を感じる必要はないです。

役員に関する事項は、基本的に「お手盛り」のオンパレードです。
 よっぽどのことがない限り反対でかまわない。

・会社の経営の評価は、株価で行うべし。


<例外的に賛成する場合>

・株価が上昇しているという事は、経営が上手くいっている証拠であり
 現経営陣を支持するという意味で「役員の選任」には賛成するが、
 塩漬け株ばかりの現状では、極めて例外的。

・役員に、個人的な知り合いがいる場合
 (万が一、知られた場合は気まずい・・・)


<配当に関する議案は賛成>

・配当に関する議案は、出さないという議案は無いので、剰余金処分に関しては賛成でOK。

・株主還元は、当然積極的であるべき



<ケースバイケース>

・定款の変更のうち、役員の処遇に係るものは反対

・事業の範囲を拡大するものに関しては基本的に賛成
(しかし、過去には、会社乗っ取り後に、投機的な事業を行うために定款の変更を行った事例もあり要注意。)

・資本準備金の取り崩し
 ・・配当原資を増やすための議案なので賛成しますが、
 ちょっと厳しい状況があるのかなと、妄想が膨らみました。

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■今年の行使済みの会社(随時更新予定)

<インターネット行使 三井住友信託>7社
・6178、8140、8219、3402、8316、7752、8105

<インターネット行使 三菱UFJ信託>8社(2社は、売却済)
・1802、2802、9433、6724、3132、(6412)、8591、(3098)、9277

<インターネット行使 東京証券代行>1社
・7743

<書面(ハガキ)行使>2社
・3908、9986、8877


こうしてみると、まだ未行使の会社がある。。。
(招集通知の到着が遅いね。。)


※インターネット投票は、まとめて議決権行使をするときには、本当に便利。
※しかしながら、小規模会社は無理に導入する必要なない。それなりにコストがかかるので。


___________________________

■今年の注目

やっぱり、LIXILですね。

招集通知が来ましたが、極めて異例で、この招集通知関連書類は保存版かなと思いました。
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4件のコメントがあります
  • イメージ
    夢想人さん
    2019/6/16 00:56
    montontonさん 

    著しく遅レス、すみません。

    余白にコメントを書いて

    これ、何気に、会社に効くんですよね。
    株主様のコメントに対しては、会社は真摯に向き合わねばならないのです。

    記録して、時系列比較することは、何事においても基本的なことだと思いますが
    そういう事の積み重ねが、いい結果につながっているのなら
    素晴らしい事ですね。
  • イメージ
    montontonさん
    2019/6/10 14:08

    事業報告書を読むとどうしても一言言いたくなってくるので、余白にコメントを書いて毎回議決権行使をしています。


    一応下記項目について、基準を設けてそれをクリアーしているかどうかで賛否を判断しています。


    業績・株主配分に関する項目

    ガバナンスに関する項目

    社外取締役・社外監査役に関する項目

    役員報酬制度に関する項目

    企業統治形態に関する項目

    その他個別事案に関する項目


    会社別にどんな決議や提案をしたかを記録しておいて、翌年改善されているかどうかチェックしています。

    他の人達も同じ提案をしているのかどうか分かりませんが、最近では

    提案している内容が実現しているケースが増えているような気がしています。

  • イメージ
    夢想人さん
    2019/6/9 23:10
    りす栗さん こんばんは

    コメントありがとうございます。

    行使書や委任状集めるのってけっこうたいへん

    そうですね、これはよく聞く話です。
    いっそのこと、株主優待の条件を、議決権行使をした株主に限定する
    とか、すればいいのにとか思ったりします。
  • イメージ
    りす栗さん
    2019/6/9 22:40
    こんばんは。

    そういうことに方針を持つなんてすごくよいと思います。

    行使書や委任状集めるのってけっこうたいへんなのですよ。
    ほとんどが無関心でしてね。
    その代り集めてしまえば大半が白紙委任のようなものです。


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