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白内障手術後の緑内障発生

おそらく、100例中1例あるかないかの確率で生じる、白内障手術後の緑内障発生。
うちの大御所は、期間をおいて片方ずつ、別々の眼科で白内障手術をした。
そして、両眼ともみごとに緑内障を発生したのだった。

職場の勉強会があったとき、白内障用挿入レンズや眼科系処置薬など販売しているファイザー製薬に問い合わせてみたところ、そういった事実を知らなかったという。
オイラの調剤薬局では近くに眼科があり、ときどきそういった患者に遭遇するので、おまけにうちの大御所もそうだったので気がついていたのだった。

いまどきの白内障手術の成功率は高いのだが、1%弱には、なんらかの障害が出る可能性があるらしい。眼科医のホームページで知った。
そこには書かれていなかったが、白内障手術後の緑内障発生の場合には、大御所の経緯から判断して、手術ミスではない。おそらく、白内障レンズと手術をされる患者の目の構造に、なんらかの物理的なミスマッチがあるためではないかと考えられる。ファイザー製薬にはその話を伝えてあるので、今後の研究を待ちたい。放置しておけば、訴訟問題など面倒なことも起こりかねないので、是非研究していただきたい。

     *

背骨の圧迫骨折で入院している大御所の見舞いに行ったら、最近、視力が落ちてきたという。よくよく訊くと、目薬をさしていないという。

すぐに看護師に確認したところ、カルテには内科薬だけでなく、めくった次のページに緑内障目薬も中止の指示が書かれていた。それと、気管支拡張吸入薬も中止されており、昨日は呼吸困難に陥ったという。緑内障目薬と吸入薬の再開をお願いした。大御所主治医Yがいないので、再開は明日からになるだろう。

それにしても、外科系の医師は、この辺がやっぱり頼りない。というか、危ない。緑内障の目薬を止めたら、当然のことながら眼圧が上がり、放置すれば失明してしまうのは必至だ。勘弁して欲しい。

それにしても、Y医師の治療方針を訊いたとき、もっとよく確認すべきだった。まさか、緑内障目薬まで止めるとは、想像できなかった。やはり、見舞いには、しょっちゅう行っておいた方がイイ。

     *

ついでに、目薬と吸入薬は大御所の自己管理にして欲しいと伝えた。
目薬が3種類もあって、真面目にさしてもらうのは気が引けるし、きっと看護師にお願いすると忙しいので、連続してチャチャチャっと3種類点眼してしまうに違いない。それ、ダメですから。

トスフロキサシンという抗生物質の点眼液には、その添付文書に、実に価値の高い実験結果が掲載されている。世にある代表的な処方用点眼薬の配合変化結果だ。ただし、存在するすべての点眼薬ではない、という点には注意が必要。

それによると、かなりの割合で配合変化が生じ、相性が悪いと10秒くらいからそれが始まってしまう。配合変化が生じれば、各点眼薬の薬理作用が正しく発揮されずに怪しくなってしまう。どころか、不都合な現象が起きないとも限らない。そういった面倒な問題を避けるためにも、異なった目薬を続けてさす場合には、点眼する感覚を5分から10分間あけるのが正解だと添付文書には記載されている。目薬一滴がしっかり吸収されるのに必要な時間が、5分から10分間かかるためと思われる。

先の実験結果は、すべて試験管の中で行われた配合変化だ。吸収されてからも、なにか不都合が生じている可能性は否定できないが、少なくとも5分から10分間あけて目薬をそれぞれしっかりと吸入させてしまえば、各薬剤同士の接触時間を急激に減らすこととなるので、配合変化は相当におきにくくなると想像される。

コンタクトレンズを装着するときも、同様に考えて、5分から10分は間隔をあけて装着すれば、問題はそうとう起きにくくなるだろう。添付文書では、15分はあけろと記載されているものがあった。

これは、特にソフトコンタクトレンズと、点眼薬に含まれている保存剤とで化学反応が起きるからとされている。ただし、ワンデーなど使用期間の短い使い捨てコンタクトレンズだったら、真面目に間隔をあけなくてもまっイイか、と眼科医は指示しているようだ。












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