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「新興国通貨危機」も少々騒ぎ過ぎでは?

「米国の利上げが新興国に通貨危機を齎す」

相変わらずマスコミが騒いでいますが実際はどうなんでしょう。


確かにFRBのQE政策が終了した頃

「新興国の通貨危機懸念」を理由にヘッジファンドが大暴れしましたが

実際には1997年に起こったアジア通貨危機の様な事態は起こりませんでした。


理由はいろいろ考えられますが

第一にリーマンショックを経験したお陰で

世界的な金融不安を生じさせないため、先進各国が連携する様になったこと。

また当時と比べ新興国に対する投資の規模が減少傾向にあること。

さらには経済発展を遂げている新興国は外貨準備高も増加していること。

などが挙げられます。


ただアルゼンチンやトルコの様に、経常赤字が相対的に大きかったり

政情不安を抱えている国の通貨は下落し易いと思いますが

インドやインドネシアなどアジアの新興国では

極端な通貨安は起こらないだろうと考えられています。


http://www.smam-jp.com/documents/www/market/report/marketreport/global/news180608gl.pdf


それでもマスコミはアルゼンチンやトルコの例を取り上げ

全ての新興国に当て嵌まる様な表現をしていますが

これは大袈裟な偏重報道だと思います。


https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55659?page=2


そもそもアルゼンチンのデフォルト回数は世界NO.1(6回)で

いわばデフォルトの常連国ですから(トルコは2回)

そんな国を引き合いに出して世界の通貨危機を語られても説得力はありません。


とはいえ、マスコミが騒げば投資家心理は不安に陥り

株は売られ易くなると思いますが

そこは絶好の買い場だというのが曲がり屋の予想です。

21件のコメントがあります(21〜21件)
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  • イメージ
    kabukabumanさん
    2018/8/18 17:42

    今年もがん治療とリチウムイオン電池がノーベル賞の候補になると思います。


    9月になると関連銘柄が賑わうので

    こうした銘柄はある意味季節性の高い銘柄に分類されると思います。


    何れも昨年有力視されながら受賞出来なかったので

    今年はチャンスかも知れません。


    https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201808150358

    添付資料のHISは論外ですが

    旭化成や小野薬品は関連銘柄として買われると思います。


    因みに昨年買われたバイオ・カーボンナノチューブ・リチウムイオン電池などの関連銘柄は

    株価が概ね3倍に跳ね上がりました。


    まあこれらは短期勝負ですが、島津やヘリオスは長丁場になりなりそうですね。


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