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ドイツ銀行 奇跡が重なり復調
ドイツ銀行に、奇跡としか言いようがない幸運が2つ続けて起きました。
リーマン・ショックの4倍と予想されるドイツ銀行ショックを警戒していますが、いったん小康状態に入ります。
ドイツ銀行 3ヶ月チャート ↓ クリックで拡大
7/16にドイツ銀行が発表した暫定四半期決算は奇跡でした。
コア純益が突然大幅に好転し、アナリストも理解できない好決算です。
貸出先が利息をたくさん払う約束をしたって、そんな気前の良い貸出先ってどこなんでしょう。まったく世界は広いです。
ともかく、これが2つ目の奇跡で、株価は大商いで反転しました。
王健事故死
7/12、ドイツ銀行の筆頭株主である王健が、フランスのプロバンスで事故死しました。
王健は、王岐山国家副主席の親族で、共産党の経済尖兵の重鎮です。
王健は、教会の壁をよじ登ろうとして転落死したそうですが、一度転落して深手を負ったにもかかわらず、また登ろうとして、二度目の転落で死んだそうです。
フランス警察は、その日のうちに事件性も自殺の可能性も無い事故死と断定しました。
これがドイツ銀行の1つ目の奇跡です。
中国要人が実質的に筆頭株主では、公的資金注入にあたりドイツ国民の理解を得られなかったのです。
四半期決算が奇跡の大幅増益で自己資本基準を満たしたことも、公的資金注入を受ける形式要件に十分です。
公的資金注入が決まったわけではありませんが、最悪の破綻は避けられる形式が整いました。
投資方針
ドイツ銀行の危機はいったん遠くなりました。
しかし、ドイツ銀行は四半期決算で鉛筆をなめたような胸騒ぎがします。
ただ、ドイツ銀行ショックがいったん遠のいたことに違いはありません。
投資姿勢の厳重な警戒は解きますが、ドイツ銀行を監視し続けながら少しずつ警戒解除していきます。
保有銘柄の状況2018.7.17 ↓ クリックで拡大
投資資金は全額回収のうえに、運用益を800万円あまり回収済みです。
ドイツ銀行ショックが起きたら絶好の買い場と考えて資金確保していましたが、当面は無駄になってしまいました。
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カモ投資家 さん コメントありがとうございます。
突っ込みどころ満載の奇跡ですが、ドイツ銀行の危機は先延ばしです。
しばらく相場全体に好影響と思います。
time さん コメントありがとうございます。
ドイツ銀行の筆頭株主は海南航空集団という法人で、王健は海南航空集団の会長兼企業内共産党委員会主席です。
王健が死んだからとって、ドイツ銀行の筆頭株主が海南航空集団ということに変わりありません。
しかし、王岐山国家副主席が王健を通じてドイツ銀行の事実上の筆頭株主という関係は解消します。
海南航空集団の董事長が会長に繰り上がると思われますが、共産党の経済尖兵ではないようです。
株式投資は、企業研究よりも、自分自身の財力と危険許容量を見極める方が絶対に重要です。
個人が儲け損なうのも、損失を回避できないのも、投資対象企業の知ったことではありません。その不満を投資先にぶつける人が多いですが、自分自身の財力と余力の見極めを反省すべきです。
投資先の資料は投資先が用意してくれますが、自分自身の資料は自分で作るしかないので、投資記録には最も力を入れています。