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省略するということ

伊丹十三が制作した映画が元で、
彼がヤクザに切りつけられたのを覚えているだろう。

しかし一方で、
ジャーナリストな人たちは、
真実を伝えることに命をかけている、
と思う。

そして、何ものかによって、
本当に命を奪われたであろうと、
思われる事件も存在する。

オイラのもっているネタの性質は、
そういう話と無関係ではいられない。

だから小説にするんでしょうと、
とある著名な作家は、間接的に誌面で言っていた。

     *

ところが別の角度からオイラのもっているネタを検証すると、
どうしても実名でないと、イケない部分がある。
特に神社仏閣の名称がそうだ。

病院や会社・団体名を架空にしたところで、
神社仏閣の名称から場所が絞られることにより、
それはあの事件だと、特に関与者たちには推測されてしまうだろう。

     *

そこで今、夢想しているのは、
描くべき悪の対象を、ブラックボックスなまま明記しないという方法だ。

生じた事象は、体験したまま表現するのだが、
その大本がどんな相手なのか、明示しないという方法。

同時に、神社仏閣の名称を実名にして伝えたいことがあるにせよ、
その大本となる何ものかの存在を証明することも、どうあがいても叶わない。

すると必然的に、悪と覚しき存在も、善と覚しき存在も、
どちらもブラックボックスなまま、対となって描かれることになる。

「本当に大事なことは、書いてはいけない」

そう教えてくれたある作家が、いるもので。













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