稲荷な言語学者

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稲荷な言語学者

この学者の書籍を読んでいたら、
207ページに伏見稲荷大社にある稲荷山の描写があった。
相当、近所に住んでいるとわかる。

しかも仕事柄、小説にも精通していて、
古典から新作まで引用は多岐にわたり、
最終章を、「騎士団長殺し」に割いている。

★「よくわかるメタファー」
  瀬戸賢一著 ちくま文芸文庫 2017.7.10.第一刷

専門が英語学・レトリックということで、
書籍の内容は、
メタファー(隠喩・暗喩)、メトニミー(換喩)、シネクドキ(提喩)の・・・・・・①
レトリック三大分野に焦点を絞り、
しかも、英語での例文をたくさん交えての解説となっている。

「騎士団長殺し」の中で、
顔ながが、ろくなメタファーを言えなくって、
主人公から馬鹿にされるという場面がある。

どーも、自分に言われているような気がして、
なんだか腹が立ってきたので、
メタファーについて学ぼうという気になった。

実は少々、途中で飽きてしまう部分があって、
読み通すのに苦労した。

けれども、目から鱗的な認識をたくさん得られたので、
読み終わったときの満足度が大きい。
きっと読み終わったとき、
その読者は、ヒトの生き血をぞんぶんにすすったヒルのようになっているだろう。
(おお~、オイラにもメタファーが言えたじゃないの。顔ながよりマシだろう・・・・・・)

最終章の「村上春樹とメタファー」がいちばんオモロイ。

瀬戸賢一のことをすっかり気に入ってしまったオイラは、
「日本語のレトリック ~文章表現の技法~」岩波ジュニア新書も、
購入してしまった。

こちらは、やはり実小説の引用が豊富で、
しかし、すいすい読める内容になっている。

100種類ほどあるレトリックという分野を、
わかりやすくするために30種類に絞ったと
著者は書いている。

巻末に30種類の一覧表があって、
①の部分は、それを見て書き写した。
とても便利である。





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