kabukabumanさんのブログ
東京市場はアベクロコンビの「ヤケクソ政策」に期待!
米6月度非農業部門雇用者数変化 [前月比]
前月実績 +1.1万人(+3.8万人から下方修正)
事前予想 +17.5万人~+18.0万人
結果 +28.7万人
6月失業率
前月4.7% ➡ 今回予想4.8% ➡ 結果4.9%
昨日の日記に書いた以下の部分は、後に何度も上方修正や下方修正が繰り返されており
確報値を調べ直しましたので訂正します。
今回の統計結果(+28.0万人)は昨年5月の+28.0万人(失業率5.3%)
同じく10月の+27.1万人(失業率5.0%)以来の高い数値なりました。
<非農業部門雇用者数と失業率の推移(修正後)>(カッコ内は失業率)
2015年
5月 +26.0万人(5.5%)
6月 +24.5万人(5.3%)
7月 +22.3万人(5.3%)
8月 +13.6万人(5.1%)
9月 +14.5万人(5.1%)
10月 +30.7万人(5.0%)
11月 +28.0万人(5.0%)
12月 +27.1万人(5.0%)
2016年
1月 +17.2万人(4.9%)
2月 +23.3万人(4.9%)
3月 +18.6万人(5.0%)
4月 +14.4万人(5.0%)
5月 +1.1万人(4.7%)
6月 +28.7万人(4.9%) *6月分は今後修正される可能性あり
今年に入り失業率は減少傾向にありますが、非農業部門雇用者数の伸びは鈍化しており
6月実績の+28.7万人は5月の+1.1万人と差し引きして考えると
必ずしも順調といえる結果では無さそうです。
ただ5月のショックが尾を引いていたことや
事前予想を大きく上回ったことで、投資家心理の不安は一先ず解消されたように見えますが
ドルが乱高下したところをみると
景気の先行きに対する不安は依然として燻っている様な気がします。
ドル円相場が一時乱高下したのもそのためだと思われ
EUの問題が前進しない限り、再び100円割れに向かう可能性が高いと思います。
因みに、当面の日経平均株価の下値を G.Sは14000円としていますが
恐らく7月はFRBも日銀も金融政策を据え置くという前提で
8月に目先の底値を付けるという予想ではないかと考えています。
しかし昨日の時点で、G.Sの日経平均先物9月限の売り越し枚数は
6月MSQ時の46099枚から32199枚に減少しており
TOPIX先物9月限は、減少はしていますがまだ28500枚の買い越しです。
従ってG.Sの予想は、日経平均は一旦下値(14000円?)を探る展開となり
9月に15500円辺りまで回復。その後年末にかけて上昇に向かうという読みだと思います。
7月追加緩和が見送りになれば、このシナリオは信憑性が高まると考えていますが
さて、どうなりますか?
アベクロコンビによる「ヤケクソ景気対策」「ヤケクソ財政再建策」
そして「ヤケクソ緩和」は必ずあると期待しています!
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タグ:
ヤケクソ景気対策=ヘリコプターマネー
ヤケクソ財政再建=永久国債発行
ヤケクソ金融緩和=何でも買います!
月中旬から米国企業の4~6月期決算が本格化するため
NY市場の関心はEU問題から、FOMC、企業決算に移ると思います。
<次週の注目イベント>
7月4日、英イングランド銀行政策金利発表(20:00)
7月15日、中国4-6月期GDP 前同比の発表(11:00)
因みに、前回実績は+6.7%、今回予想は+6.6%。
欧州消費者物価指数(18:00)
米小売売上高、米消費者物価指数(21:00)