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先週日経平均が上昇した理由(再び円高か)

先週の日経平均株価は、前週比+1000円と大暴騰し

年初から続いていた外国人の売り越しも、13週連続で漸く止まりました。

とはいえ、3月末の株価に戻っただけで、上昇トレンド転換までの道程はまだまだ遠そうです。


ところで、+1000円の原動力になった一番の原因が円安であることは確かですが

もう一つの原因として考えられるのが「裁定買い」だと思われます。


裁定買い残は4月に入り急減し、4/8時点の残高1兆8117億円は今年最低の水準でした。

因みに、3月も4週連続で裁定買いが相場を牽引していますので

今回も裁定買いが一巡すれば、再び買い圧力は弱まることが予想されます。


(参考資料:裁定買い残、外国人の売買動向、信用取引残高、信用評価損益率)

http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/gai.cgi


さらにシカゴIMM通貨先物ポジションの推移をみると

4/12時点の円ロングはさらに増加していますので、FRBが今月追加利上げを見送るという前提で

再び短期筋によるドル売り円買いが進むことを考慮して置くべきだと思います。



一方、日銀が今月追加緩和に踏み切るシナリオも充分考えられますが

市場が既に織り込み始めている可能性もあり

バズーカ砲に匹敵するだけの効果があるかどうかは、極めて疑問だと感じています。


専門家の間では、マイナス金利の上乗せやETFの購入枠を増やすことなどが噂されていますが

異次元緩和や国内機関投資家を総動員しても、景気や株価はこの有様ですから

追加緩和や12兆円規模の補正予算で海外勢が日本株の評価を見直すとはとても思えません。


また、先週バンクオブアメリカ・メリルリンチが公表した

日本株に対する4月の機関投資家調査(4/1~7)によると

アンダーウエートとした投資家の比率が、オーバーウエートとした割合を上回っており
アベノミク相場が始まって以降、3年4カ月ぶりの低い評価になっています。


さらに、IMFが2017年の日本経済の成長率をマイナスと予想していることや

イエレン議長が、日本経済の停滞は想定外だと発言していることからも解かる様に

「アベノミクス」に対する海外の評価は非常に厳しく

「アベノミス」がジョークとして世界で大受けするのは間違いないでしょう。



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