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消費税10%後は円高?円安?

もっと楽しい芸能記事でも書けばいいのにと思いつつ、また今日もつまらない記事を…

昨日のベルギーでのテロで一瞬円高に振れましたが、そのときのチャートを見るとほぼ全ての通貨に対して円高に振れてました。いかに円が緊急避難所として信頼されてる通貨なのかということをまたしても見せつけられました。

そこで気になったのが来年4月1日に施行される消費税10%後の為替レート。消費増税が日本経済にとって良いか悪いかはさておき、今日は10%後の相場について考えるために、ちょっと歴史を紐解いてみましょう。

まず1989年4月1日、竹下政権下で成立した消費税3%が施行されましたが、直近の3月31日の終値は1米ドル132円71銭でした。その後、約1年間円安基調が続き、翌90年4月2日に160円38銭、以後1995年4月19日には79円75銭の最高値を付けるまで円高に振れ、今に至るまで160円38銭を超えたことはありません。

次に1997年4月1日、村山政権下で成立した消費税5%が施行されました。この日の始値は1米ドル123円81銭。その後1年ちょっと円安基調が続き、翌98年8月11日に5%後の高値147円64銭をつけました。その後は…10月には6〜8日の3日間で134円台から111円台まで約23円も円高に振れたりしながら(その間僅か3時間で10円も円高に動くという恐ろしい相場もあったりしました…)、2011年10月31日の戦後最高値75円32銭まで円高が続き、今に至るまで98年8月11日のレートは超えられていません。

そしてまだ記憶に新しい2014年4月1日です。第二次安倍政権で成立した消費税8%が施行されたこの日始値は1米ドル103円19銭。そしてやはりその後1年に渡って円安基調が続き、翌15年6月5日に125円86銭をつけました。で、今はだいたい110〜115円くらいで右往左往していますね。

以上を見てわかることとしては

1.消費税増税で1年くらい円安基調が続く(約25円安でピークアウト)
2.ピークアウト以降はその高値を超えていない
.更に長期に渡り円高が続く(3%と5%のときは長い期間かけて80円割れまで円高進行)

ちなみに施行後1年間の日経平均の値動きは、3%と8%のときは上昇、5%のときは下落と一貫性はありません。

ということで、予想としては2017年4月1日に消費税が10%になると、2018年の4〜8月くらいまで円安基調が続き、25円安くらいでピークアウト、その後は円高に向かうということが予想できます。ちょうどこの頃、東京オリンピック特需が一段落つき東京の地価もピークになると言われており、またアメリカの政策金利引き上げも(できるかどうかは別として)完了すると予想できるので、直近で日米主導のバブルが発生した場合は2018年中にピークを迎えるんじゃないかな…と、個人的には思ったりするわけです。

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