誰が売って誰が買っているのか

[kab**cious*apa*さん]

 

誰が売って誰が買っているのか

お疲れ様です。
カブリシャス・ジャパンです。

...

金曜日の夜に発表された米雇用統計が
市場予想を上回り、為替が円安に大きく
動いたため、金曜日夜のＣＭＥ日経先物
は一時１７９２０円まで上昇しました。

しかし、ＮＹがギリシャ懸念などで下げて
終わったことで、本日の日経平均は大き
くは上昇せず、今の相場は指数を見てい
ても個別株は見えてこないと感じている
方が多いと思います。

積極的に売買をする個人投資家にとって
は、特に最近の物色動向をみると以前と
は何かずれているようでやりにくい印象か
もしれません。

今年になってからの業種別インデックスの
騰落を見ると食品、医薬品、陸運などの
ディフェンシブセクターが上位に来ていて、
上昇相場の最終段階によく見られる状態
となっています。

ただ違うのはこれらディフェンシブセクター
は、投資家の人気業種などが一通り上昇
したあとの出遅れ業種として最後に上昇
するパターンが多いのですが、今回はど
ちらかというと積極的に物色されているよ
うにも見えます。

東証発表の売買状況を見ると、相変わら
ず相場が上がるときは海外投資家が買い
越し、下がるときは売り越すといった状況
です。そして海外投資家の売りには個人
投資家と年金、日銀が買い向かい、海外
投資家の買いには個人投資家が売り向
かうという図式です。

先週の売買シェアをみても海外投資家の
シェアは７０％を超えている状況、
１月１３日の週に至っては、売りのシェアが
７８％、買いのシェアが７２％と相場の値動
きのほとんどは海外投資家の売買によるも
といっても過言ではありません。

日本だけを見ていると分かりにくい相場で
すが、今年に入って世界的な投資資金は
量的緩和に踏み切った欧州や資源国に向
かっていることは確かなようです。

日経平均　⇒　＋０．５５％
ＮＹダウ　⇒　＋２．１９％
ＤＡＸ（ドイツ）　⇒　＋１５．１２％
ＣＡＣ４０（フランス）　⇒　＋１４．４０％
ロシア　⇒　＋１８．１４％

＊２月５日終値で計算

日本市場を動かす原動力となる海外勢の
日本株に対する見方は、株価の値動きを
見る限り相変わらず様子見といったところ
で、本格的に買ってくる時期は少し先にな
るとの見方が多いようです。
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市況レポート

9日の東京市場・日経平均株価は小幅に
続伸。後場に入り、大きな動きはみられず
日経平均株価の値幅は50円強にとどまり
ました。ドル・円相場は1ドル＝118円台後
半で、午後は小動きの展開となった。

前場に買い先行でスタートしたものの、
1月28日の直近高値1万7,850円59銭を
抜けず、上値の重さが意識された模様。
後場に入ると手掛かり材料難から、様子
見基調が拡大したことから明日以降は材
料株への物色に期待とみてみていきます。
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マーケット
日経平均株価 ：17,711.93円(+63.43円)
NYダウ　　　 ：17,824.29ドル(-60.59ドル)

為替
ドル　/円　　：118.90円
ユーロ/円　　：134.66円
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本日の値上がり率ランキング

【9685】ＫＹＣＯＭ　300円　（+36.36％）
【2656】ベクター　931円　（+19.21％）
【8462】ＦＶＣ　 937円　（+19.06％）
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明日の相場予想

円安進行を好感した買いが主力大型株に
向かったものの、前場の早い段階で一巡。
年始以降、日経平均は終値ベースで
1万7,800円を上回る場面がなく、本日は
高値も節目の水準に届かなかったところを
みると、年始以降のパターンが強く意識さ
れた模様。業績発表数がピークアウトした
ことで市場エネルギーが低下基調にあり、
東証1部売買代金は2兆円を超えたもの
の前日比で減少。

短期資金の受け皿として期待された好決
算の【2121】ミクシィは、寄り付き直後で
買いが一服。6％近い下落率を記録して
おり、全体相場は上昇しましたが手詰ま
り感の強い印象を受けます。

今週は12日のEU首脳会談や13日の
ユーロ圏10－12月GDPなど、週後半に
かけて欧州市場で重要イベントが控え
ており、欧州関連銘柄などに注目が集
まると見て今後を見ていきます。
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