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対ユーロ円高に苦しむマキタと対ドル円安に喘ぐソニー・シャープ

 【ブルームバーグ】

欧州中央銀行(ECB)の理事会は月500億ユーロ(約6兆8400億円)相当の資産購入を2016年末まで続ける量的緩和(QE)案を示したと、ユーロ圏の中銀当局者2人が明らかにした。

提案は公表されていないとして匿名を条件に述べた同当局者によると、ECBの政策委員会は21日から同案について協議する。

QEの設計はまだ大きく変わる可能性があり、購入は3月1日より前には始まらないという。

ECBの報道官はコメントを控えた。

3月から購入した場合、16年末までの購入額は1兆1000億ユーロとなり、デフレ回避のためECBのバランスシートを拡大するとのドラギ総裁の決意を反映した案と言える。

総裁は22日の記者会見で政策委員会の最終決定を発表する。

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漸くECBの量的緩和が具体的に示され、取り敢えず市場はハードルを一つクリアした形になりました。

とはいえ、事前から予測されていたことだけにサプライズではありませんが

金融市場が落ち着きを取り戻す効果は充分あると思います。


因みに対ユーロの円相場は、昨年12月8日の1ユーロ149.758円をピークに

およそ8.8%円高に振れており、日本の輸出企業にも大きな影響が出ています。


例えば欧州に対する輸出比率が高いマキタの場合、1ユーロに対し1円の円高で

営業利益が6億円減少すると言われています。


またソニーは、輸入しているゲーム機やスマホの部品コストが上昇し

1ドルに対して1円の円安で営業利益は30億円減少。

またシャープも海外で生産し日本で販売する空気清浄機や冷蔵庫の利益が圧迫され

円安が営業利益の重しになっているとのこと。


本来輸出企業であった筈の製造業が円安で利益が圧迫されるほど

日本の経済構造は長期デフレ不況の所為で変化したということですね。



 

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