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長期投資で成功するには


最近、長期投資が見直されているようです。


昨年末の、週間投資金融情報誌「日経ヴェリタス」でも、14年相場を総括して、長期投資優位をあげていました。日本の富裕層(金融資産で1億円以上)が、過去最高になったことも、後を押したのかもしれません。


もちろん、短期投資で、億万長者になった人もたくさんいるでしょう。でも、大部分は、成長する企業の株を長期に保有し、その会社の収益を、資産形成と配当という形で取り込んだ長期投資家では……、と推測しています。


株は「いい株をいいときに買って、いいときに売れば」必ず儲かります。でも、いくらいい株を買っても、いいときでないと儲かりません。「いいとき」とは、相場の波のことで、株価は絶えず変動し、変動が波を作り、波が相場となります。


とはいっても、「いいとき」はそんなにあるわけではありません。相場のサイクル(底値期、上昇期、天井期、下降期)の底値から上昇期に掛けての間でしかありません。私の見る限り、今はアベノミクス相場の天井付近にあります。長期投資を始めるには、必ずしも「いいとき」とは、いえないような気がします。


むしろ今年は、値幅取りには都合のいい投資環境のような気がします。それにしても、深夜、早朝までがんばって、原油の価格情報やアメリカの雇用統計の結果を追いかけて、どれだけ儲かるというのでしょうか。この手の情報はどんなに早く入手しても、ヘッジファンドを中心とする機関投資家たちが、いち早く先物取引で利益をあげてしまっているのです。


株価も相場も結局、企業の収益を反映します。いよいよ1月末からは、第3四半期決算の発表がはじまります。昨年末に発表されている企業業績を参考にして、その後の為替、原油下落などを織り込んで、再評価してみてはいかがでしょうか。


「波乗り投資法」では、底値で買った株を保有して、売却時期を探っています。次の相場に備えて、ボロ株を乗り換え、いい株を残します。そして、いつかはくるかもしれない冬の間でも、食べてゆけるだけの資産を蓄えるのです。


私は、短期投資は技術、長期は思想だと思っています。短期投資の本は、チャートで売り買いとか、天底を当てる方法とか、読んでいて面白いのですが、再現性がありません。一方、長期投資のほうは、その人の金銭に対する哲学が中心で面白くありませんが、長期投資で成功するには、まず考え方を変えないと、結局、短期と長期の間をうろつくだけで、時間の無駄になります。


成人式を済ませた方が、これから株式投資を始めようとされるなら、ゲームのような値幅取り投資法ではなく、発展する企業とともに資産形成ができる長期投資に、目を向けて欲しいのです。ゲームでは、小金(こがね)程度しか投資しませんから、リスクは少ないかもしれませんが、資産の形成には何の役にも立ちません。あなたたちは、時間というわれわれにない財産を持っているのです。その財産を無駄にしないように……。


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正月休み中、おじゃまさせていただきました「日記」は、しばらくお休みいたします。


昨年8月にキンドルストアから発売いたしました電子書籍「波乗り投資法」は、この1月に内容を一新して、電子書籍「波乗り投資法2015年版」として、キンドルストアで再出版いたしました。成功者(富裕層ではありませんが)の投資法として、ソロスやバフェットにない、長期投資の哲学とヒントがあるかもしれません。


それではまたお会いするまで。皆さま方のご健闘をお祈り申し上げます。




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