非伝統的金融政策が引き起こす3つのインフレ

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非伝統的金融政策が引き起こす3つのインフレ

起業で成功された方のお話を聞く機会があった。


情報源についての話も印象に残った。


その方の情報源は


インターネットからの情報30%
本からの情報30%


人づて情報30%
新聞、テレビからの情報10%


くらいと言っていた。


やはり優秀な人は本を読んでいるなぁ~と思った。


また、その起業家は


「人づての情報の中に貴重な情報がある」(・。・)


と言っていた。


投資家にとっても情報は重要なので、参考になった。


起業家の話を聞いた数日後に、ある投資で損されている親しいご年配の女性の方と
話をした。


その方の情報源は


テレビの株式ニュース
新聞、週刊誌
テレビのワイドショー
親しい友達の話(ほとんどが家庭の主婦)


だった。


特にテレビの株式ニュースを大いに参考にして投資をされている。


投資歴30年くらいで、実績は▲5,000万円くらいとか・・・
それでも保険の満期でまとまったお金が入ってくるので


「株買おうか~、株式ニュースを見ないと~」(^_^)


と言っていた。

(気づかない人は、いつまでも気づきません!)


昔、証券会社の株式部長から教えてもらった言葉を思い出す。


「テレビの株式ニュースには、出演料もなしで解説している人がいる。そのレベルだ!
マスコミは、何もかも終わってから報道するので、先見性を競う投資の情報としては
参考にならない。雑音はなるべくなら耳にしない方がよい。」


情報源については、起業で成功された方のお話が参考になるかもしれません。


・・・


マーケットの注目イベント、ジャクソンホールが終わったので
来週より空売り筋の動きにも注目したいと思う。


まだくわしく見ていませんが、イエレン議長は、将来の利上げが想定よりも早くなるかもしれないし、緩和的になるかもしれないなどと話をされたようです。米国債の金利上昇や住宅ローンの金利上昇にもつながる利上げは容易ではない。


わたしも(PIMCO)関係者から聞いたが、債券投資で有名なPIMCOは、仮に利上げした
としても2%までと予想している。


また、表向きではテーパリングを終了して、米国債の購入をストップすることにしても
裏で購入を続けているとの見方が大半なので、本当の出口に出ることは困難でしょう。


投資家は専門家ではないので、真実を知ることができなくとも真実に近づくことが必要になる。

米国の金利を上昇させないために、FRBがいろいろと工作していると考えるのが普通です。


岩井コスモ証券

椎名由紀夫の「FXの方程式」にもくわしく書かれていた。


ドルや米国の信認維持のための米連銀による「裏QE」説


・・・


米連銀は表面上、テーパリングで米国債の買い入れ額を減らしているが、ベルギー(ブリュッセル)にある「ユーロクリア」経由で米国債を買い続けていると噂されている。


それはベルギー中央の米国債の保有残高が昨年11月から1800億ドルも増えているからだ。ベルギー中銀がそんな巨額の米国債を買う資金も理由もないので、このポジションは米連銀の委託ポジションだとの観測が多い。


QEを縮小で米金利が跳ね上がる危険や、中国やロシアなどの米国債売りに備えた措置だと観測されている。これが本当なら、米連銀は裏でQEを行っていることになる。米国の金利が上がらないのも納得できる。


(椎名由紀夫の「FXの方程式」より引用)


投資家は、真実と虚構を見分けなければならない。


また、そもそも「アメリカ経済は著しく改善した」のか?


白川前日銀総裁の言葉


「偽りの夜明け」


を思い出す。


・・・


非伝統的金融政策が引き起こす3つのインフレ


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは専門家へ)


日米欧と金融緩和政策が続いている。
長く続くほど副作用が大きくなる。
投資家にとっては、株高の恩恵を受けることができるかもしれません。


ただ、不安定な状況が続くので、豊島逸夫先生の日記にもあったと思いますが
過剰流動性のパーティーに参加しても、いつでも逃げることができるように
出口の近くでパーティーに参加するのがよいかもしれません。
(豊島先生のこの言葉の意味がわからない投資家は、将来リーマン・ショックのときの
ように大きな痛手を受ける可能性がある)


金融緩和の副作用のひとつが悪いインフレになるので
インフレについて少し書いてみる。


○消費者物価指数


専門家や学者などから消費者物価指数で物価が上がった、物価が下がったなどと、つまらない説明を
聞くことがある。ところが、消費者物価指数の反映のやり方ついて説明してくれる専門家は少ない。


消費者物価指数の何が下がっているのか、その中身を見ると、技術革新が著しいパソコン、カメラ、

テレビなどの耐久消費財が下がっている。


相当下がっているので、消費者物価指数を押し下げる大きな要因になっている。
重回帰分析の一種であるヘドニック法によって計算しているので、適当に書くと
性能が2倍になったら価格は半分になると計算する。そういう計算をしている。
(正しくは総務省のホームページ ヘドニック法の解説参照)


日本とアメリカと消費者物価指数の計算方法が違うので、同じように見ることができない。


日本は、消費者物価指数がマイナスなのでデフレと言われてきた。


「そもそもデフレだったのか?」


といった素朴な疑問が出てくる。


○エネルギー、食品価格


消費者の物価に対する肌感覚として感じやすいのは、エネルギー、食品価格などになる。
エネルギー価格は、ガソリン価格も上昇しているので、デフレの感覚はないと思う。
(原発の問題も解決していない。厳しい現実に気づくべき)


食品価格は、天然の食料品価格は上昇している。業者も価格転嫁すると売れなくなるので
値段を変えずに量を減らす、上げ底にする、ドーナツやちくわなど穴のあいているものは
穴を大きくするなどの努力をして値段を据え置いているモノが多くなっている。


量が少なるのはまだ仕方ないとして、粗悪な食材を使用し、添加物を多用して値段を抑えている

ところもある。世間を騒がせた上海福喜食品有限公司の事件は氷山の一角にすぎない。


今年香港に行ったとき、現地のガイドさんが中国製の食品問題についてたくさん話を
してくれた。香港の人たちも安価な中国産の食料品には相当警戒されている。


赤ちゃんに飲ませる乳児用粉ミルクに工業溶剤メラミン混入させていてそれを飲んだ
赤ちゃんが重い病気を患い、中には死亡することもあった事件のことも話をしてくれた。


「人間じゃない!」(>_<)


と言っていた。


(もちろんすべての中国産食品がダメといった話ではありません)


インフレで食材の値段が上昇してくる。日本では中国のようなことはないとしても
合法的に食品添加物をたくさんいれる食品メーカーがあるので注意したい。
発がん性の疑われる添加物もたくさんある。


(参考本)
「がんになる29の添加物を食べずに生きる方法」渡辺 雄二著


食料品価格が全体としてあまり上昇しない理由に粗悪な食材と食品添加物の存在がある。
添加物について警鐘する本もたくさんあるので参考にするのもよい。


安全性が疑問視される食品添加物によって目先の食品価格の値段を抑えることができても

それは将来、国民の医療費負担増につながる。


インターネットにもたくさん情報がある


一例:食べ続けたら死の危険10倍!身近な危険な食べ物・添加物まとめ 
(ここでも添加物でコストを抑えて値段を安くしていることが書かれている)


学者の中には、添加物は問題なしと主張される人もいる。
学者を信じる方はどうぞ・・・(投資と同じで自己責任)


○デフレ脱却


専門家などからよく聞く言葉。よく考えると、すでにデフレではないのにどうして
表向きの偉そうな人たちは「デフレ脱却」と言うのか?


インターネット上でも、ここまで書いてきたようなことをわかっている人が
「政治家にデフレ脱却と言われると、なんとも言えない気持ちになる」と書いていた。


日本は、以前財務大臣が財政ファイナンスを容認するような発言をしていたように

すでに財政ファンナンスをやっている。(中央銀行が国債を買っている)


しかし、中央銀行と政府の信用がなくなるので表向きには言ってはならない。
だから表向き「デフレ脱却」と言っているだけ。


「デフレ脱却」と言って、財政ファイナンスの「隠れ蓑」にしている。
投資家は専門家ではないので、このくらいの嘘を見抜かないといけない。


その昔、太平洋戦争のときも大本営発表とマスコミ報道は真実と違うことが多かった。
(常識を疑うことも必要)


実質的にはすでにインフレになっており、これからさらに表面化することになる。


どのような「悪いインフレ」になるのか、可能性のあるインフレについて3つ書いてみる。


○実物的要因によるインフレ:コスト・プッシュ・インフレ


賃金・材料等の高騰によって発生する。原油価格の高騰によるインフレーションや
消費増税によるスタグフレーションが典型的な例である。


多くの場合は、スタグフレーションやそれに近い状態。
スタグフレーションまで行ったら、中央銀行はどうしょうもなくなる。


「スタグフレーション」


不況であるにもかかわらず、物価が上がり続ける。
賃金上昇しないのに、物価上昇する。


○貨幣的要因によるインフレ:財政インフレ


政府の発行した公債を中央銀行が引き受けること(財政ファイナンス、マネタイゼーション)により、貨幣の供給が増加して発生するインフレーション


これも怖いです。


○インフレの速度別分類:ギャロッピング・インフレ


早足に進むインフレーション。馬の早足を表す「ギャロップ」から。
インフレ率は年率10%超-数十%程度を指すことが多い。
スタグフレーションに伴って生じることがある。


ここでハイパーインフレなどと極端なことをいう専門家もいますが、それはないだろう。
ただ、ギャロッピング・インフレの可能性は否定できない。


昔、ブラジルでハイパーインフレを経験した人の話を聞きました。そのときは
レストランに入るときと出る時の値段が違っていたので米ドルで支払ったと言っていた。
先進国の日本でそのようなことが起きることを論理的に説明できない。


(Wikipedia参照)


以前の日記でも書いたように、非伝統的金融政策は歴史的、伝統的に成功しないことが
わかっているので、「非伝統的金融政策」と言われる。


失敗すると最後には、日銀はお札を印刷するしか手段はなくなる。
非伝統的金融政策の副作用は、悪いインフレになる。
3つのインフレを引き起こす危険性がある。


インフレになると預貯金は目減りする。


リーマン・ショックのとき預貯金をしていた日本人は「デフレ」と「円高」で助かった!


将来、リーマン・ショックを超える金融危機が再び起きたとき
そのときは、「インフレ」と「円安」になっているかもしれません。


これらのことをわかっている人は危機感を持っている。
わからない人は、水ゆでのカエルのようになってしまう。


知識プラス知恵を磨きこれからのインフレ時代に備えたいものです。


(参考本)


昔、投資で立派な成果を出している方に紹介してもらった本


洗脳支配(苫米地 英人)




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