kabukabumanさんのブログ
☆株式投資で成果を得られない原因と対策(まとめ)
株式投資で成果を得られない原因と対策についてもう一度纏めてみました。
思い当たる点があれば努力して是正して下さい。投資の成否は才能ではなくスキルで決ります!
①努力しない
(勉強しない、工夫しない、ゲーム感覚で投資する、一攫千金を追う、一発逆転を狙う)
<ポイント>
◇相場の歴史を知らない、政治経済に関心が無い
投資を行うに当たって計数目標・検証・修正・資金管理・ヘッジ等を何も考えない
これではただのギャンブルに過ぎません
投資は資産の運用ですから、資産を減らさないために「目標管理」の実践が不可欠です
②リスク管理を怠る
(損切り出来ない、塩漬けが多い、衝動買いをする、資金管理が甘い、ヘッジしない)
<損切りし易くなる考え方のポイント>
◇年間を通じて100回トレードを行っても、1回の損切りは僅か100分の1に過ぎない
◇売買で全勝することなど不可能、6勝4敗が目標であれば10回の投資で4回損切り出来る
◇10回投資して9回損切り(1勝9敗)しても収支がマイナスになるとは限らない
◇株価は下落時と上昇時とでは、値幅は同じでも率が異なる(上昇にはより大きなパワーを要す)
<リスク管理のポイント>
◇投資に資金管理とリスク管理は不可欠で、その問題を解決するのが「目標管理」です
①資金管理で重要なことは資金配分と損益確定(資金はフルに使わず常に予備資金を残して置く)
②許容出来るリスクの度合いに応じて分散投資を行う
例えば
株と債券の様に逆の値動きをするものに分散投資する
株とGoldの様に異なる値動きをするものに分散投資する
内需株と外需株の組み合わせ
国際優良株(or大型株)と新興株(or小型株)の組み合わせ
③メンタルが弱い
(感情を抑えるのが苦手、判断に迷う、決断が遅い、多数派の意見に従う、「たら・れば」が多い)
<メンタル強化のpoint>
◇判断や決断に迷うのは判断材料の不足(経験不足)が原因です
しかも判断材料は自らの体験が最も正確で他人の意見に頼ると失敗した時の後悔も倍化します
そうならない為に、体験を細かく記録し「マイ・マニュアル」を作ることをお勧めします
例えば株価暴落後の顛末を記録して置けば、次回暴落時の対処に役立ちます
◇衝動に駆られやすい人は「一度に買うな、一度に売るな」を実践すると良いでしょう
それでも駄目ならバーチャル投資で衝動買いが如何に失敗に繋がりやすいかを経験すべきです
◇「たら・れば」が多いのは売買ごとの損得(勝ち負け)に拘るからです
投資の成果は年間収支で考えるべきで、これが「目標管理」です。
また、「たら・れば」は自分自身に対する言い訳でもあり
その時々でベストを尽くさなかったことが原因だということも忘れてはいけません。
④衝動買いをする (衝動買いの自覚が無いまま衝動買いをしているケースも多い)
④-(1)指標の判断に見落としや勘違いがある
例えば
◇PERは特別利益や特別損失によって変動する
◇PBRは価値のない棚卸資産や回収不能な売掛金、或は簿価を大幅に下回る設備等も含まれる
◇借入金が多い、優先株を発行しているなど財務上のマイナス要素がないか
◇設備投資が遅れている企業は新たな投資が必要で増資の懸念もある
◇有価証券などの評価損は財務諸表から読み取れないことがある
④-(2)株価指標の割安感だけで買う(割安にはそれなりの理由がある)
◇参入市場に成長性がない
◇事業戦略に魅力がない(研究開発やグローバル戦略に消極的、堅実過ぎる経営は発展性に乏しい)
◇親会社や取引会社の業績に影響を受けやすい(部品や原料の製造・・・)
◇株価や株主対策に関心がない(業績予想が常に控え目、開示情報が少ない・・・)
◇様々な事業に手を出し柱になる事業がない(外国人投資家は多角経営を嫌う)
◇ステークホルダーに魅力がない(販売先、提携先、関連会社、主要株主・・・)
◇株式の流動性が低い(浮動株数が少なく慢性的に出来高が少ない)
◇信用取り組みが悪過ぎる 等々
④-(3)買うタイミングを間違える
◇買う時は月足で株価水準、週足でトレンド、日足と地合いで買うタイミングを判断する
④-(4)事前調査に漏れや手抜きがある
株を買う時はその銘柄の内容をどれだけ把握しているかが成否のポイントです
経営理念、事業の強み、過去5期の業績・財務内容の推移、事業計画の進行度(決算書で把握)
収益性、成長性、財務内容、キャッシュフロー、利益余剰金、借入金(流動比率)
研究開発のテーマ、配当性向、利回り、株主優待
ステークホルダー(主要株主・取引銀行・主な得意先・主な仕入れ先・提携企業・関連会社・
幹事証券・監査法人など)、保有特許、海外展開(主な相手国・海外事業所)
同業他社比較(業績・財務・成長性・株価水準など)
社員待遇(教育制度、福利厚生、給与水準など)
株式流動性(浮動株数及び比率)、投信設定、信用取り組み
外国人持ち株比率、空売りファンド介在の有無・・・・・・・・・・等々
<衝動買いを失くすポイント> 買う前に以下の4点を思い出して下さい
◇衝動買いは自分で気付いていないことが多い
◇長期間割安に放置されている株が化ける可能性は万に一つと考えよ(割安には理由がある)
◇買いたい衝動が強い銘柄ほど割り引いて評価する(銘柄分析に私情が入ると正当な評価が出来ない)
◇指値買いをする時は安易に妥協せず「もっと安く、もう少し安く」を心掛ける
⑤「買ったら下がり売ったら上がる」┐('~`;)┌
「買ったら下がる、売ったら上がる」には理由があるので、別に自信を失くす必要はありません。
それは、個人投資家の多くは情報入手が遅れるので、売り場の後方に並ぶことが多いからです。
しかしこういう経験が余りにも多い人は少し工夫をする必要があるでしょう。
<対策>
◇得意分野の銘柄を買う(自分の仕事や趣味に関連する企業は情報のスピードや質で優位)
◇深追いしない(買った銘柄が思惑と逆の値動きをしたら素早く撤退する)
◇後方に並んで買うくらいなら思い切って売りから入る
◇信用取り組みの悪い銘柄や空売りファンドが介入している銘柄は避ける
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とても参考になりました。
ダメな所は殆ど当てはまりました(笑)
おはようございます
「株式投資でなかなか成果を得られない人の原因と対策について」
①努力しない
④衝動買いをする
とっても良く当てはまります。
株価が下がるとつい衝動的に買ってしまいます
にゃん7さん、おはようございます!
>ダメな所は殆ど当てはまりました
そりゃ大変だ ガーンΣ( ̄□ ̄;)
でも皆そこからスタートする訳で
気付いた人から順に投資のコツをマスターして行くのだと思います。
頑張って下さい
タツ1101さん、コメント有難うございます!
衝動買いをして上手く行くこともありますが
それでは自信に繋がりませんし、何時かヤケドをすると思います。
ただ分かっていてもついついやってしまうんですよね。
私も未だに閃きでinすることがありますが
やはり失敗が多いです(^_^;)
「ラッキーの先にオッキー落とし穴」
これは衝動買いを戒める自作の株式川柳です