モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望81
ECBが、政策金利を、0.25引き下げて0.75に、さらに、中銀金利を、0パーセントに引き下げる。政策金利の引き下げよりも、中銀金利の0パーセントに、反応したようで、ユーロが、買い戻されることなく、しばらく、1.2400あたりで、うろちょろしたのち、アメリカ雇用統計が、8万人プラスで、市場予想の10万人に届かず。さらに、ユーロ安を加速させ、1.228で取引をおえる。
ダウは124ドル安であったが、VIX指数が、前日比で低下した。シカゴの日経平均先物は小幅安で終える。
アメリカのISM製造業が50を割り込む。新規受注が、かなり悪化しているのが、気にかかるところである。
来週は、日銀の金融政策発表(11日、12日)とFOMCの政策要旨(11日)と、中国の重要指標(9日と13日)あたりで、動きそうである。
ECBの中銀金利0パーセントは、実質的に逆ザヤ発生のマイナス金利と同様であり、市中の銀行に、融資を促すことになるか?
来週の相場は、重要指標に振らされそうである。アメリカの指標が悪化すれば、金融政策期待(QE3)で、ドル安、ECBの中銀金利0パーセントで、ユーロ安。となれば、円高展開か?円高であれば、株安となりそうである。
行ったり来たりの弱含みといったところか?わかりにくい相場になりそうである。
<為替相場>
ドル円 77.20~80.20
ユーロ円 95.20~100.20
ユーロドル 1.2120~1.2520
このまま、ユーロ安が加速しそうであるかに見える。しかしながら、アメリカの経済指標が、芳しくないので、このまま一方的に、ユーロ安が進行するとは、言いがたいところである。来週は、経済指標をにらみながらの、展開になると考えているので、指標で動けば、逆張りしてみるのも面白い。9日にドイツの指標が発表される。注意するべきは、ユーロ圏の金融システムのドミノ倒しであるが、こればかりはいつ起こるかわからないので、注意していても仕方がないというところか。
オーストラリアドルが、値を戻しているので(中国の指標のためか)、売ってみても面白いところである。
リスクオフか、リスクオンかで、ポジションをとるのであれば、オフなら、ドル買い、オンなら、資源国通貨か、ユーロ買いであるが、ユーロは避けたいところである。
あるいは、ユーロポンドなども、面白いかもしれない。
<株式相場>
日経平均 8500~9200
うろちょろ、ある意味、難しい相場である。
ある程度、上げるか、下げるかしてくれれば、ポジションを取りやすい。ウシ象の、先物ショートポジションはどうなるか。
安易に、個別銘柄を売りに行くのは危険である。VIX指数の買いが面白そうである。
月曜は、週末の、ダウの下げの割には、日経平均が下げていないので、寄りだかっぽく感じられるところである。
一度、利食いしてもよいかもしれないな。
景気が良いのか悪いのか。景気が良いというのを、バブル状態であるとすると、今は景気が悪いということになるだろう。失業者が街にあふれ、飢え死にする人が、続出する状態が悪いとすれば、いまはそれほど景気は悪くないということになるだろう。
いまは、景気は横ばい状態で、山あり谷ありという状態で、一方的な改善、悪化というのは考えられにくいと考えている。
勉強になります!m(_ _)m
自分も今週は難しい相場展開になりそうな気がしております。
FRBは追加緩和を行うとしてもふたいかするだろうと、
森先生が夏の陣セミナーで話しておられたのですが、
モウ山先生は、
ふたいかQEでも、期待でマーケットが動く可能性はあると思われますか?
ユーロに関しては中長期はECBが中銀預金金利を0%にし、
次回はリファイナンス金利を利下げする可能性があるだろうとのことで、
今のトレンドは次ぎの利下げを織込みつつ、
ある程度大きな下落トレンドになるのでは?と見て、
戻りがあれば売りポジションを積み増したいと考えています。
ユーロは、
利下げの効果が出てくれば一旦ある程度大きな戻しもあるのかな?
と見ているのですが、
モウ山先生はECBの利下げ効果をどのように見ておられますか?
不胎化であれば、意味がないのではないでしょうか。
基本的に、ある債権を買う一方で、他の債権を売り、市場に出た資金を回収するというのが不胎化です。
一時的に動く可能性もありますが、しばらくすれば、元通りになるのではないでしょうか。QEがなぜ、市場に影響を及ぼすかといえば、大量に資金を、中央銀行の外に、放出することで、インフレを招き、通貨の価値を下落させるからであり、これ以外の何物でもありません。そのためのQEであり、そこが大切なところです。いわば、たい焼きのあんこであり、大福のあんこなのです。あんこの入っていないたい焼きは、たい焼きでなく(チョコレートやカスタードクリームが入っている場合もありますが)、あんこの入っていない大福は、ただの餅です。
ユーロですが、難しいところです。つまり、ユーロ圏で、金の借り手が見つかるかどうかというところです。たとえ、中銀金利をマイナスにしたとしても、ECBに金が集まるのを防げたとしても、金融市場に金が移動するだけで、実体経済を動かす方向へ、資金が移動するわけではないからです。
つまり、ユーロ圏で、景気が悪く、この先も回復の見込みが薄ければ、企業はユーロ圏で設備投資などしないでしょうし、人間も雇わないでしょう。
金利を低下させるのにともない、財政出動させることで、金融市場だけではなく、実体経済を好転させる必要があるのではないかと考えています。
つまり、利下げだけでは、無意味ですが、金融市場を動かすことは、可能であるということです(スペインの不動産には、資金が向かうことはないでしょうが)。
おそらく、アメリカのQE3もここに絡んでおり、ドルを下落させても、あまり意味がなく、ユーロが下落することで、ユーロ圏の企業が、国際競争力を持つ必要があるということではないでしょうか?世界の総需要(こんな言い方があるのかどうか知りませんが)が、一定であるのならば、アメリカが、ドル安に誘導することで、国際競争力を持つのであれば、ユーロ圏は、国際競争力が低下するのであり、そうすれば、その需要の割り当てが減るということです。ユーロ圏の景気回復が必要であるのに、ドルを安くしても仕方がないということです。
ありがとうございます!勉強になります!!m(_ _)m
明日のバーナンキ議長の議会証言で相場がど動くか?
注目しているのですが、モウ山先生のコメントと、
はるるっぴさん、井戸端為替のプロの方、
信頼できる方々のコメントを参考にさせてもらうと、
QE3期待後退、奥の手は温存、の方が可能性が高いように思えます。
しかし、
1つ気になるのは森好治郎さんはバーナンキ議長の議会証言後、
ドル安のイメージを持っています。
あのレベル方になると人脈も広いと思いますし、
バーナンキ議長の議会証言後のドル安狙いについての、
アノマリーとストラテジーの話もしっかりしていると思えました。
http://www.ustream.tv/channel/yorutore ←(録画です)
(↑先週の金曜日の夜トレでドル安ストラテジーをお話されていました)
今、放送を見ました。7月20日の放送を勘違いしてみていたのですが、デモトレで相場予想しているようですが、無駄のような感じが。
自分で損するなり、得するなりすることで、痛みや喜びを感じることが、相場を知るということです。
それはさておき。
森さんのお話ですが、至極もっともなことです。自分でトレード戦略を練る。ウシ象も同感いたします(脱アナリストも)。
ドル安、ユーロ安、円高は、ある意味、だれの目からも明らかなところです。
ユーロドルは、様子見と言っているように見受けられました。
一つだけ同感できないのは、ギリシャに貸し込んだ金が、帰ってこないのがとんでもないこととおっしゃっておりますが、ギリシャに金を貸して帰ってくると考えているほうがとんでもないことです。
ただし、先週は、ユーロドルで、逆張りで少しばかり儲けさせていただきました。