５億円詐取の被告「４億円はキャバ嬢に」

[arama-さん]

　勤務先の会社の銀行口座から５億円をだまし取ったとして逮捕された男が、初公判で起訴内容を全面的に認めました。５億円のうち、４億円はキャバクラで知り合った女性に渡され、その女性は、すべてホストクラブで使っていたということです。

　この裁判は、東京・中央区の工業用ゴム製造・販売会社で経理を担当していた栗田守紀被告（３３）が２００５年から５年間に会社の口座からインターネットを使い、１７８回にわたって金を引き出し、総額５億円をだまし取った罪に問われているものです。

　５日の初公判で栗田被告は起訴内容について「間違いありません」と述べ、会社に謝罪しました。

　検察側は、「被告は２０００年頃から大金を経理で扱うようになり、自分で使いたいと思うようになった」「１億円はキャバクラ代や飲食費などに使われ、残る４億円はキャバクラで知り合った女性に渡された」と主張しました。

　この女性は検察側の事情聴取に「渡された金はホストクラブで使い、１円も残っていない」と話しているということです。

　次回の裁判は９月１０日に行われ、被告人質問が行われる予定です。（05日19:46）