ビッグバン2011さんのブログ
八ツ場ダムの建設再開
八ツ場ダムの建設再開が決まった。前原さんは、結局、押し切られてしまった形だ。
前田国土交通大臣が、一昨日、地元に行き、建設再開を報告したところ、地元が万歳をして、喜んだ。こういう既成事実を作られてしまうと、前原さんとしても、抵抗に限界がある。
前田国土交通大臣は、戦術的に成功したということだろう。
何十年もかけて8割がた事業が進捗したものを、今さら止めて、別の代替策を一から始めるというのは、よほどのことがない限り無理がある。
非現実的で思いつきのようなマニフェストの亡霊が消えて、落ち着くべきところに落ち着いた。
それに、マニフェストにこだわる意味も薄れた。民主党が政権を取った頃は、国民がこのマニフェストを支持したとか、政権公約だとか言って、馬鹿な内容でもマニフェストに固執していたが、今となっては、マニフェストなど無きがごとき状態になっているので、八ツ場ダム建設中止に無理してこだわっても、あまり意味がない。むしろ、悪あがきにしか見えない。
それにしても、2年間の遠回りだった。
montontonさんへ
選挙に勝つためのプロパガンダで、現実の政治を歪めてはいけません。
一方、おっしゃるように、実際にやってもらいたいことは進んでいません。
無駄な回り道に精力を費やして、結果的に混乱だけをもたらし、本当にやるべきことは進んでいないという印象です。
八ッ場ダムは首都圏の水供給にとって必須の事業であり、継続が決まって首都圏の人々はほっとしていると思います。
首都圏は数年おきに渇水により給水制限を受けており、早く八ッ場ダムを完成させて後顧の憂いを断ち切って欲しいと思います。
首都圏西部でも以前は渇水で給水制限がありましたが、宮が瀬ダムが完成してから何の心配もなくなりました。
住民が快適な生活を送れるようにするための事業は必須であり、民主党のように思いつきで事業を中止するなど無責任な素人政治家には困ったものです。
マニフェストで国民が守って欲しいものは全然守らずに、どうでも良い政策だけはいつまでも引きずっているのが無責任政党の民主党の姿です。
yuhsanさんへ
諫早湾干拓事業は、一筋縄ではいきませんね。
歴史の重みがあります。
長崎県側の農民の悲願と、佐賀県側の漁民の思いがぶつかりあっています。
その重みを理解せずに、「コンクリートから人へ」という掛け声だけで、歴史の針を戻そうとした民主党は軽率です。
それにしても、明白に法律に反しているわけではなく、むしろ政策選択の問題を裁判所が数人の裁判官で決めていくというのは、無理があります。こういう問題は、政治の世界に委ねるしかなく、裁判所は判断を回避した方が良いと思います。
おはようございます。
八ッ場ダムは落ち着くところに落ち着いた感です。でもロスタイムをどう考えたらいいのでしょうか。時間のロスほど無駄なものはないような気がします。
民主党が反対しているもうひとつ、諫早湾尾干拓事業はどうなるのでしょうか。地方裁判所の判決をお墨付きにしてダムの開門を決めたようですが、長崎県の反対で、農林省は態度保留のままです。
私も戦争中長崎に住んでいたことがあり、干拓事業は長崎県民にとっては悲願でした。何しろ戦争中で長崎には農地がなく、米の代わりに琵琶といわしで飢えをしのいでいましたから。一方の佐賀県は農地に恵まれ、この二つの県はとても中が悪いのです。今でも新幹線や原発問題でもめています。
東京にいると、干拓事業は単に諫早湾にすむムツゴロウの住処を守れというような問題として捉えられていますが、こうした長い間の地域問題も考えないと結論は出ないと思いますが。