kfjさんのブログ
新幹線の乗客に思う
「夜の仕事」などのために,月に数回新幹線に乗る。通常は指定席を取るのだが,近距離の場合や予定が急遽変更になると,自由席に乗ることになる。その際,よく感じるのは,指定席車両と自由席車両の違いである。
私の周囲からも同様の見解を複数得ているのだが,その両者の客層には明らかに格差がある,ということである。
辺り構わず大声で話す,自分の出したゴミを座席に放置する,身なりや言動が明らかに下流,という方が自由席には比較的多い。そりゃあ今時,生活保護受給世帯過去最高,年間の自殺者・無縁死各三万人強,そういう世相だから,別段不思議はないだろう。
一昨日「のぞみ」の車中で読んでいた本に,次のような件があった。
--------------
何度も繰り返しますが,成功者の皆さんは,フレンドリーです。
……でも,ニコニコとしながら黙って静かに「ご縁を切る」のも成功者の側面です。
--------------
「腐れ縁」などというが,成功者は人間関係を見極めて「腐れ縁」化する前に,その関係を静かにスマートに絶つのだろう。つまりお互い高めあえない人間関係など,いっそ無い方が余程好ましいに違いない。
さきほど偶々耳にしたラジオのアナウンサーが言っていた,「愛だけでは長続きしない,そこに尊敬が無いと」。夫婦,家族,恋人,家族など,それは普遍的に言えることかも知れない。
ネット上でも,フレンドをたくさん作っては喜んでいる(らしい)方がいる。むろん,それは個々の好き好きである。私は,「若いんだなぁ」と思う。
おはようございます。コメント,ありがとうございます。
東北新幹線ですか,まだ乗ったことがないので是非一度乗ってみたいと思います。
私が利用するのは東海道・山陽新幹線で,大阪以西で乗客は一段と減ります。東京・名古屋・大阪大都市圏で,全国の人口の半数弱を占めてしまうのですから,宇都宮から先,大阪から先で乗客が大幅に減少してしまうのは当然かも知れませんね。
>両者の客層には明らかに格差がある
私の利用する新幹線は、東北新幹線。
たまに自由席に乗るのですが、まだ格差を感したことはないのです・・・。
サラリーマン、OLの通勤客が、東京から宇都宮あたりまで乗られることが多いと感じます。
その先は、自由席はガラガラになります。
仙台に着くころは、指定席の方が「人口密度」がずっと高いです。
おはようございます。色々考えさせられるコメント,ありがとうございます。
お書きになっていること,私なりによく理解されます。私の「昼間の仕事」(あと38日)で教室で色々話をすると,一定の話題で決まって俯く,あるいは顔を曇らせる一部の生徒がいます。彼らの共通項は,両親の離婚を経験していることです。
もっとも愛され,面倒をみてもらわなければならない時期に,ある日片方の親が去っていく,その心の傷,そして場合によれば家計の困窮化に伴う苦労は如何ほどばかりかと想像します。そりゃあ人間不信の芽も芽生えようというものです。
ただそこから人間不信の塊になっていくのか,はたまた人や社会を重層的に見る眼を養う方向に成長していくのか,それは個々によるでしょう。
なお昨年9月に出版され随分売れているらしい,曽野綾子『老いの才覚』(KKベストセラーズ 2010)の一節を引いておきます。,私の手元にあるのは,2010年12月20日,12刷。
------------
人生はどこでどうなるかわからないから,それを待った方がいい。人間は,いくつになっても,死の前日でも生き直すことができる。最後の一瞬まで,その人が生きてきた意味の答えは出ないかもしれない。(p.128)
------------
こちらに寄るのは、久しぶりのような気がします。
>何度も繰り返しますが,成功者の皆さんは,フレンドリーです。
私はタオイストですから、基本的に、性善説の主張しています。そこからすれば、ほとんどの方はフレンドリーだと思います。
ただ、もともと動物ですから、警戒心も併せ持っています。生きるために、危険なものには近づかないという本能的なものでしょう。
だからこそ、異文化の者、よそ者に対して警戒するのは当然ですが、同じ人である以上、心を許し合えれば、フレンドリーに付き合えます。
逆にフレンドリーに付き合ってきた人が、突然、手を平を返すような事をすると、された側は混乱します。自分のテリトリーに敵がいる・・・不幸はここからはじまります。信じていたものが信じられなくなります。すると、何に対しても警戒心を高め、距離を置こうとします。その負の連鎖、断ち切るのも大変です。
人生の挫折者は、こうして生まれている気がします。ただ、挫折者を作りだす者が必ずしも悪意を持っているわけではない事がやっかいです。
そんな中を歩いてきた私は、当然、人間不信も経験しました。少なくとも今の会社内では、挫折と病で、完全なる負け組です。でも、私を慕ってくれる方もいます。組織って複雑です。
でも、やはり、基本、誠実に接すれば、相手も誠実に接してくれると思っています。
ながながと愚痴コメントを書いてしまい、失礼致しました。
Micky G. Albertさんにご賛同いただけると,もうこれは鬼に金棒ですね。
確かに,「基本的に後ろ向きで頑迷固陋」な人は失敗しやすく,人間関係をとかく狭く限定しがちですね。……フムフム。そういう例を数例,現在の勤務先で見かけます。君子危うきに近寄らず。
実は上記の「ラジオのアナウンサー」というのは,女優の中村メイコさんが「我が人生,来し方行く末を語る」というような番組のインタビュアーだったのですが,どうしてどうして,中村メイコさんの向こうを張って,なかなか内容のあることを喋っていた,その一端です。
>何度も繰り返しますが,成功者の皆さんは,フレンドリーです。
私もそう感じることが多いです。『基本的に前向きで素直』なことが成功しやすい人となり、『基本的に前向きで素直』なことがフレンドリーな人格を形成するベースになるのだと思います。
「愛だけでは長続きしない,そこに尊敬が無いと」これも非常に人の本質をとらえている言葉だと思います。特に年齢差がある人との人間関係で年単位で話をしない期間があってからの再会した人とはよりこれを感じますねぇ