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為替介入の効果は続くか

15日の日経平均は9516.56(+217.25) 基準線、転換線上、雲の下限9531のすぐ下まできた。ボリンジャーはプラス2σ9472を突破、MACDはゼロラインを突破して上昇、RCIは頭をまるめつつある。週足雲の下限9452のすぐ上、週足転換線9278の上だが、週足基準線はまだはるか上、週足ボリンジャーはプラスσの手前まできており、週足MACDはシグナルを上に抜け、週足RCIは底打ち上昇。 

ダウは10572.73(+46.24)雲、基準線、転換線上、ボリンジャーはプラスσ上 MACDは上昇RCIは上昇だが頭をまるめている。週足基準線10436上。目先も中期も上昇。

ドル円は85.75転換線、基準線84.54を一気に上抜けてきたが、雲の下限86.81の下。遅行線はまだ日々線と衝突している水準。ボリンジャーはプラスσの近辺でMACD RCは底打ち。週足転換線85.48のすぐ上まできたが、週足雲、週足基準線89.00には届いていない、週足ボリンジャーはTP86.31の下、週足MACD週足RCIIは底ばいからぴくりと上にふれた形。介入で目先はさすがに好転しているものの、中期は、基準線ははるか上で、当面の下落をとめただけの水準であり、きちんととめるにはこの水準を確保しなければならず、さらに週足の基調転換を達成するには、89台までのぼってゆく必要があり、遠い遠い道のりだ。

当局の為替介入で、ドル円は大きく円安に動き、日経平均は大幅に上昇。チャート上は好転している。だが初日は相当な額で実弾をうってきたようだが、巨大なボリュームをもつ市場の中で、いつまでも実弾を打ち続けることは難しく、この効果が続くかどうかはわからない。官房長官が不用意に82円を防衛ラインと漏らしてしまっており、このラインを狙った攻防が起きそうだ。防衛に失敗するとさらに惨めな状況になるので、政府もあとにひけないだろうが・・・中期のドル円はまだ下落をようやくとめた買い戻しの域をでていない。チャートの改善が人為的なものだけに手放しでは楽観できない。
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