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円高をくいとめられるか

7日の日経平均は9226.00(-75.32) 雲の下、転換線上だが、基準線を超えられずに下落、ボリンジャーはTP25日9210をかろうじて上回る。MACD RCIは底打ち反発。週足雲の下限9306、週足転換線9301に届いていないが、週足ボリンジャーはマイナスσ上に抜けてきた。週足MACD週足RCI は底ばいから頭をもたげてきた印象だ。結局短期中期の節目を超えられずに下落しているものの、25日をかろうじて保っている。MACD,RCIは底打ちしているが、基調はなお下落。節目をめぐる攻防が続くが、為替が足をひっぱりそうだ。、

ダウは10340.69(-107.24)雲、転換線、基準線10328の上を維持しているが、ボリンジャーはTP10349をわずかに切ってきた。MACD RCIは上昇。週足は雲の上限、転換線の上だが基準線10436には届いていない。まだ目先の節目は維持しているが、中期の節目には届いていない水準だ
オバマ政権の追加対策について、市場は規模も小さく、対策が議会を通るかどうかも怪しくて実効性に疑問をもっているようで、失望売りということのようだ。

ドル円は83.80。15年ぶりの円高水準。雲、基準線、転換線の下、ボリンジャーはマイナスσの下。 MACD RCIは底ばい。

ヨーロッパの銀行が、リスクの高い国債保有をきちんと報告していなかったといった報道が伝わり、ストレステストの信頼性に疑問が広がってダウは大幅反落。EUは財政監視を強化する構えだが、労働組合が強い欧州では、財政再建はイバラの道で、ギリシャやアイルランドのソブリンリスクにも再び懸念が広がりそうだ。とはいえ、ユーロ安でドイツを中心に経済が回復してくれば、危機は回避出来るのではないかと思うが、前向きの経済指標がきちんとでてこないとなかなか市場は許してくれない。
 リスク回避で円が買われている。米国債10年ものの金利はこの間急速に上昇したが、少し下落。一方日本の長期国債の利回りは昨日は下がったものの、この間すさまじい勢いで急騰しており、日米の金利差は縮小。この面からも円高の圧力がさらに高まってくる危険が高い。単独の為替介入の実効性は疑問が残るところで、追加の金融緩和で、円高をとめられるかどうか、政策当局の知恵が問われるところだ。
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