映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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円高とまらず
8日の日経平均は9024.60(-201.40) 雲、基準線の下、転換線9053を割り込んだ。ボリンジャーは TP(25日)を割り込んでマイナスσのすぐ上、MACD RCIは頭を丸めつつある。基準線をこえられず買い戻しが終わって下落に再び転換した形。週足では雲の下限9306に届かずに下げている。短期中期とも下落基調に戻ってしまった。ただ週足は長い下ヒゲを二本もだしており、下値の抵抗もかなり強いとは思われる。
ダウは10387.01(+46.32)雲、転換線、基準線10328の上で、ボリンジャーはTP10336上を維持。 MACD RCIはなお上昇。週足は基準線10436にまだ届いていない。目先は上昇基調を維持しているが、中期の節目を超えられていない水準。中期の節目を抜けられるかどうかの攻防。
ドル円は83.86雲、基準線、転換線の下、ボリンジャーはマイナスσの下、MACD RCIは底に張り付いている。依然として円高基調はまったくかわらない。
オバマ大統領のインフラ整備と企業減税の経済対策は、依然としてあまりインパクトがないようだが
、欧州の金融リスクについてはさらなる悪い材料がなく、ダウはかろうじて上昇基調を維持しているが、やや気迷い気分だ。アメリカの10年もの国債の金利は2.6%と一旦上昇していたが下落に転じている。これに対して日本の長期国債の利回りは1.13%で、少し下がってきたがなお基準線、転換線の上で高どまっており、日米の金利差は縮小傾向にあって、これが円高圧力として働く可能性がある。日本の機会受注などの指標は明るいものがでてきているものの、この円高の水準では、輸出企業の業績は大きな打撃になっていることは間違いなく、市場が反応するのは難しい。介入を含め円高対策がいろいろ言われているものの、いずれも効果が疑問で、失敗すればさらに円高になりかねない。結局はアメリカだのみという情けないことになりそうだ。
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