しろしさんのブログ
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税金は今がお得?
6月1日の日記で、含み益がある銘柄をクロス取引で利確して帳簿上だけで取得単価を上げていると書きました。…実はこの話が本日の話の前振りでもありました。
さて、食べ物を長期保存していつでも食べられる様にする為に先人は塩漬けと言う手法を編み出しました。株の世界で塩漬けと言えば思惑が外れて株価が下がってしまい含み損を抱えている状態の事ですね。
短期・中期での運用がメインの方には関係ないかもしれませんが、私の場合は基本的に超長期運用が基本スタンスなので、前述の様に帳簿上の取得単価を上げる事で作為的に株の塩漬けを作りたかったんです。
塩漬けなんて普通は嫌なのにアホかいな?っと思われた方もいるかも知れませんが、なぜわざわざそんな事をしているか…端的に言えば将来の節税の為です。
え!話が回りくどいと?すいません(笑)
現在は証券優遇税制が適応されているので、株式に掛かる税金は利益の10%となっています。
昨年末この優遇期間延長等が議論され、1年だけ期限延長されましたが、平成21年からは利益の20%の税金が持っていかれてしまう事になります。
単純に税金の支払いが現在の倍になると言う意味ですね(>_<) また期限が切れる頃に延長論などでゴタゴタするかもしれませんが遅かれ早かれ税率が上がることはあっても下がる事は無いでしょう。
そこで、折角現在の税率が低くなっているなら『超長期で持つつもりで売却予定はない』『買値よりだいぶ値上がりしたから利益確定したいけど、まだ上がりそうな気もするし売りたくない』と言った株をクロス取引(自分で売りと買いの注文を同時に同数行う)によって帳簿上は利益を確定します。もちろん税金の支払い義務は発生しますが現在なら税率は10%です。
その後、この様にクロス取引で帳簿上の取得単価が上がった株が含み損(塩漬け)になったとします。その時は他の利益が出た株を売却した時点で、またクロス取引で今度は帳簿上の取得単価を下げ損失を確定し、(利益-損益)x税率の計算で税金を下げる事ができます。
もちろん、逆のパターンとして、他の銘柄で損失が出たときにも、売却意図の無い株式の含み益で相殺する事もできますね。
私の場合、現在は10%と言う低い税率になっているので利益は積極的に確定し、税金を払えるだけ払ってしまいますが、後者の利益相殺による節税は税率が現在の倍になる21年以降に行う予定です。
そんな訳で、税率が上がることを見越して計画的に利益のコントロールを行えば塩漬け株を美味しく食べる事ができますし、将来油(利益)のたっぷりのった株を食べた(売った)時に胃もたれ(高額な税金)しない為に、塩味を聞かせて食べやすく(節税)できる様に、今から株の塩漬けを意図的に作っているんです(^^)
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1年延長されるようなので今は税金対策の売りはしてない
ですが期限が迫ってきたら利益のあるものは10%で税金を
払い、税率が上がってから塩漬けの株がいっぱいありますと
税務署に泣きつく予定です。^^←損益通算です。
そんな訳で、リスク許容度を上げる為に残している含み益について書かなかったのは私の落ち度でした。
郷さんご指摘ありがとうございます。
このロジックの元にはここ数年間毎年確定申告の時期に???万円単位で税金を納めないといけなかったので、それが突然倍になったらやだな~何とか税金を節約したいな~って事で無い頭ひねって税率が安いうちにどんどん先に収めちゃおう!って単純な発想で実行してます(笑)
確かに税金の節約を考えるより、うまく運用をする方を考える方が正しいんですけどね f(^^;)
仮に1000万円で買った株が、2000万円になっていたとすると
利益1000万円×税金10%=100万円納めるですね!
ほんで2000万円出して株を買うと出費が100万っす♪
さてさて、税金をどこから持ってきましょうか?
長期の投資の中では儲けるだけでなく、失敗して損をすることもあります。シロシさんも後に書かれているように、損した場合に洗い替え株として取っとく方法を取ってます。
これなら、利益と損が相殺されて、税金を支払う必要が無いからです。
まぁ~何ですが、近い将来は20%ですが、税制は変わっていくため、納める%が変更になる可能性もあるので、売る予定の無い株は放置っす♪ではではっ♪