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ブログ

業績寄与という考え方について誤解をしてはいけない

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●【本日のニュース】/
  ホンダ「二輪」が稼ぎ頭に、10年3月期営業益四輪上回る
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ホンダが二輪車で稼ぐ構図が鮮明になっている。2010年3月期の同事業の営業利益(米国会計基準)は前期比65%減の350億円前後となり、四輪車の利益を上回る見通しだ。世界的な四輪車販売の失速で各社が赤字に転落する中、二輪車の強みを生かしホンダは前期に続き、今期も黒字を確保するもよう。
二輪車の回復が通期利益をさらに押し上げる可能性もある。


(2009/09/09付日経速報ニュースより一部抜粋)


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【ニュースの深層】業績寄与という考え方について誤解をしてはいけない
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。


■昨日の当コラムで、クリステンセン氏が書かれた「イノベーションのジレンマ」をご紹介させていただきました。


同書の肝は「優良企業が素晴らしい経営をしていたからこそ失敗をする」というもの。


いまの日本企業が置かれている環境を、いまから約10年前に予見していた同書を改めて読み返すと、示唆に溢れていることが分かります。



■特に、大企業はこれまで優良な経営をしてきたからこそ、これほどまでの規模に成長したわけです。


しかし、規模の成長には限界があります。本日のホンダの事例で言えば、二輪車がいかに好調であっても、やはり自動車が成長しなければ、ホンダの規模を維持、成長させることは極めて難しいと言わざるを得ません。


利益が伸びない、ということは、社員にとっても成長が限られることになります。給与はもちろん伸びないでしょう。ポストも上がらないということになる。となれば活力も落ちる。


やはり、利益成長が止まるということは、甚大な問題を引き起こしてしまうのです。



■いま、日本企業はイノベーションのジレンマに陥っています。


こうした状況を踏まえた上で投資対象先を選別して行くということが非常に重要になってくると思います。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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