タートル流投資の魔術

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タートル流投資の魔術

※非常に参考になる本、トレーディング戦略は以外にもシンプルなものだったが、リスク管理がとくに参考になった。ぜひ実践したい。


・ジェシー・リバモアの「欲望と幻想の都市」を読んでトレーダーになろうと思った。
・トレーダーはリスクを売買する
・ピーター・バーンスタインは「リスクー神々の反逆」で市場によりリスクの受け渡しが可能になったことを述べている
・ビッド→買い呼び値
・アスク→売り呼び値
・ビッドとアスクの差→スプレッド
・スプレッドを取引する人→スカルパー
・バスケット→複数の株式を買い、相当する先物指数を売る。アービトラージの一種
・価格リスクを扱うトレーダー→スペキュレータ、ポジショントレーダ
○認知のゆがみ
・損失回避
・埋没費用効果
・処理効果
・結果偏向
・係留(アンカー)
・バンドワゴン
・少数の法則信仰

○トレーディング方法
・トレンドフォロー
トレンドフォローでは65から70パーセントは負けトレード。「トレンドはフレンドしかしお辞儀されたらおしまい」
トレンドの最後に訪れるドローダウンは避けられない、上昇と同じ期間、値幅を覚悟する。
トレンドフォローの取引ではリスクの上限を適切な水準に設定しても資金がかなり必要になる。
乏しい至近でトレンドフォロー戦略を使うと破産の確率が高くなる

・カウンタートレンド
新高値はトレンドを形成しないだましのブレイクアウトであることが多い。

・スイングトレード
トレンドフォローと同じだが期間が3から4日と短期。

・デイトレード
ポジショントレード、スカルピング、アービトラージ

○投機市場の4つの状態
・全体に安定し変動小
・全体に安定し変動大
・トレンドありで変動小
・トレンドなしで変動大

※現在の市況はトレンドなしで変動大、と認識している

タートルは決して市場の動向を予測することをしない、そのかわり市場の兆候を探す

○破産の確率

手持ちの金が1000ドルの場合の丁半博打の賭け額はいくらがおいか?
賭け金500ドルの場合は2回で破産する確率25パーセント。
賭け金の額を大きくすると破産の確率が急に増大してしまう。

・資金管理
ポジションを複数のユニットに分ける。
金額ベースでの日々の市場の上下動を基準としそれぞれの契約枚数を確定する「ワイルダーのテクニカル分析入門 オシレータの売買シグナルによるトレード実践方法」で紹介されているATRというテクニック。

取引単位を変動性で調整する。「魔術師たちの心理学 トレードで生計を立てる秘訣と心構え」が有名。

○期待値
・リスク計算
350ドルで参入しストップロスを330ドルにおき10枚を購入した場合、リスクは30X10枚の3万ドルのリスクとなる。
この損失は無視し、損失期間の後には必ず良好な期間が続くと教わった。
※ただしエッジのある取引をしている場合には、という前提つきである

○トレンド
・ブレイクアウト
過去の特定の日数の中の最高値を超えたら買う。システム1ではブレイクアウトを20日間、システム2では60日間とする。
退出はシステム1では買い持ち10日安値、売り持ち10日高値。10日ブレイクアウトで価格がポジションに逆行すればポジションのすべてのユニットを退出させる。システム2では20日とした。

損切りは2N。2Nは口座額の2パーセントにあたる。

トレンドをつかみ損ねてはならない。

・ドンチアン・トレンドシステム

○システムのエッジ
・ポートフォリオ選択
・参入シグナル
・退出シグナル

○優位比率
よい変動最大値MFE(最大順行幅)、悪い変動最大値(MAE)。
ある参入シグナルのあとMFEの平均がMAEの平均を上回る値動きが起こればその参入シグナルに正のエッジが存在することを意味する。ATRで正規化する。

1.特定の時間枠でのMFEとMAEを計算する
2.計算した数値を参入時のATRで割る。異なる市場のデータが正規化される
3.2で求めた数値をMFE,MAE別に足しシグナルの総数でわる。
4.変動調整MFE平均を変動調整MAE栄金で得られた数値がE比率。

E比率が高ければ有利。

○リスク
・ドローダウン
・ローリターン
・価格ショック
・システムの無用化

リスク尺度
・最大ドローダウン
・最長ドローダウン
・リターンの標準偏差
・決定係数(複利平均成長率)預金は1.0、不規則な場合は1.0以下

リターン尺度
・CAGR(年平均成長率)
・平均年間トレイリング・リターン
・平均月間リターン


リスク対リターン
・シャープレシオ
ミューチャルファンドでのリスク算定に使われる。
測定期間のCAGRから国際利率を引いた値を測定期間のリターンの標準偏差で割って算出される

レバレッジをかけない。

・マーレシオ
一年のリターンを月末の数値を用いた最大のドローダウンで割る。

・Nファクター
大きな価格変動時にはみんな密接に関連して下げる。このためリスク管理をNで決めることが有効だ。

■トレーディング方法

ドンチアンがあまりよくない。
ダブル移動平均はトリプルに勝ってしまった。
ブレークアウトによる退出より時限退出のほうが勝ってしまった。
○ATRチャネル・ブレイクアウト
350日の終値の移動平均にATRの7倍を加えたものを上限としATRの3倍を引いたものを加減として形成される。
前日の終値がチャネルの最高値を超えていたら寄付きから買い持ちのトレードが仕掛けられ、前日の終値がチャネルの最安値より下回れば売り持ちとなる。価格が戻して移動平均とクkロスしたら取引は手仕舞い。
マーク・ジョンソンがPGOシステムという名で普及させた。

○ボリンジャー・ブレイクアウト
「マーケットのテクニカル秘録」で説明されている。
終値の350日移動平均に標準偏差の2.5倍を加算、減算したものでチャネル上端超えで買い持ちトレード、チャネル下限越えで売り持ちする。終値が移動平均とクロスして下へ抜けたら手仕舞い。


○ドンチアン・トレンド
20日ブレイクアウトを仕掛け10日ブレイクアウトで手仕舞い。取引は早いほうの移動平均が示す方向にのみ行われる
○時限退出付きブレイクアウト
ドンチアンに80日退出ルールを設けたもの。
○ダブル移動平均
○トリプル移動平均

○市場の種類
豪ドル、英ポンド、とうもろこし、ココア、カナダドル、原油、綿、ユーロ、ユーロダラー、牛、金、銅、灯油、無鉛ガソリン、日本円、コーヒー、牛、豚、メキシコペソ、天然ガス、大豆、砂糖、スイスフラン、銀、財務省中期債権、長期債権、小麦

○ストップ
移動平均法ではストップを用いることはストップを用いないことよりパフォーマンスを落としてしまうことが分かった。

○バックテスト結果どおりにいかない訳
・トレーダー効果
・ランダム効果
・最適化矛盾
・オーバーフィッティング

短期では特にランダム効果の影響が大きいので注意する。

○堅牢な統計値
回帰線を用いた
年間RAR
・R-キューブド
分子にRAR,分母に期間調整平均ドローダウンを用いたもの

期間に対する感応度が低く堅牢。

○モンテカルロ法を使ってシミュレーションする際のアプローチ
・トレードの組み換え
・損益曲線の組み換え
一般的には曲線組み換えが多い、これは不調が短期間に集中することを考慮できないことがある。不調をまとめて評価するほうがよい。

○市場の種類
・ファンダメンタルズ主導市場
通貨・金利。トレンドフォローにとっては最も取引しやすい

・スペキュレーター主導市場
スペキュレータが大きな影響力を持つ市場。トレンドフォロー派には取引しにくい

・集合的デリバティブ市場
主導するのは投機だが投機が希薄になっている市場。
アベレージング・アウトとモメンタムの希薄化がある。トレンドフォロー派にとってはもっとも取引しにくい。

○まとめ
・自我に生きるものは自我に死ぬ
・小ざかしいやつにはなるな
・一貫性を身につける

・エッジのある取引をしろ
・リスクを管理しろ
・首尾一貫しろ
・シンプルであれ

○Nの計算法
true range = max (h-l, h-pdc, pdc-l)
H=当日高値
L=当日安値
PDC=前日終値

N=(19XPDN+TR)/20

N値は20日間のTRの平均値である。

ユニットの大きさは1Nが持分の1パーセントになるようにする。
N=0.014の場合
アカウントサイズ=100万ドル
1ポイントのドル価格=42000

ユニットサイズ=0.01X100万ドル/0.014かける42000

○リスクとユニット
単一市場の最大ユニット=4
密接に相互に関連する市場=6
ゆるやかに相互に関連する市場=10
単一の方向、買い持ちまたは売り持ち=12
2件のコメントがあります
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    ya_*o*hin*68さん
    2013/3/18 05:28
    自分が、何か投資で儲けられそうな方法を思いついたとする。
    しかし、それがある日、突然、大きな損失を出してしまった。
    それはなぜだろうか?

    ①自分の方法が間違っていた。今までが幸運だっただけだ。:「システムの無用化」
    そもそも、自分が相場に参加している誰よりも賢い、などと尊大に考えすぎていた。
    今まで相場の大波が来なかったので、調子に乗りすぎていた。
    ②自分は正しい。負けたのは偶然だ。:「ドローダウン」
    単なる確率の問題だ。ここは我慢のしどころだ。
    このまま、やっていれば損失を取り戻して、自分は億万長者だ。

    タートル流は②の立場を主張していた。

    でも、相場の日々の変動幅を基に、保有するポジションのリスクを測る、Average True Range(真の値幅の移動平均)というアイデアや、
    自分のポートフォリオを相関の低い資産に分割して、リスクを下げようとするアイデア、
    (利回り)÷(リスク)のシミュレーションの度数分布をグラフにして、投資戦略の有用性を図示するというアイデアなどはおもしろかった。


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    ya_*o*hin*68さん
    2013/3/18 05:47
    トレンドフォロー(順張り)、カウンタートレンド(逆張り)という投資戦略についても参考になった。
    株価がこう着状態になる、「節」というものが存在する市場・銘柄があり、(特に「ファンダメンタルズ主導の市場・銘柄」)
    移動平均など、追加の情報を付け加えることで、節から株価がどちらに進むか予想することができる。
    もし、予想が外れれば、すぐに損切りをし、予想が当たれば、次の節の近くまで大きく利を乗せるらしい。
    株価が節を越えて同じ方向に進むことに賭けることをトレンドフォロー(順張り)、
    株価が節で方向を変えて戻って来るほうに賭けることをカウンタートレンド(逆張り)と呼ぶらしい。
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