優利加さんのブログ
ブログ
石破ショックによる円高進行の勢いは止まったようだ
昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +17.15 @42,330.15, NASDAQ +69.58 @18,189.17, S&P500 +24.31 @5,762.48)。ドル円為替レートは144円台の前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,272に対して、下落銘柄数は331となった。騰落レシオは108.84%。東証プライムの売買代金は4兆1843億円。
TOPIX +45 @2,691
日経平均 +732円 @38,652円
米国では、パウエルFRB議長が講演でマーケットの過度な追加利下げ期待を牽制したことで、債券市場では10年債利回りが3.80%台を付ける場面があり、ダウ工業株30種平均は一時383ドルまで下げた。しかし、9月のFOMCで0.50%の大幅利下げが実現したことと、米経済のソフトランディング期待を支えに株価は小幅に上げて引けた。ダウ工業株30種平均もS&P500も連日で最高値を更新した。
本日10月1日の東京市場では、パウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を示したことで米国の大幅追加利下げ観測が後退し、公表された9月の金融政策決定会合の「主な意見」から日銀の追加利上げ観測が後退し(12月までは追加利上げはないだろうという観測)、外為市場では円相場が1ドル=144円台まで下落して円安ドル高となった。これを好感して輸出関連銘柄を中心に買われて日経平均は自律反発狙いの買いも入り、大幅反発した。防衛力強化に積極的な石破茂政権(第102代首相)誕生で、三菱重工、川崎重工、IHIなどの防衛関連銘柄が買われた。急速な円高と株価の急落を見て石破茂氏は市場への配慮を示し始め、石破茂政権誕生をきっかけとする円高進行の勢いは止まったようだ。金利の高いドルを売り、金利の低い円買いのポジションを維持すると毎日金利差分のコストを支払わなければならないため長続きしにくい。
日経平均の日足チャートを見ると、前日の長大陰線の半分くらいを取り戻した。25日移動平均線も10日移動平均線も上向きであり、株価はその上で推移している。8月5日を起点とすると、高値と安値を切り上げている。チャートの形としては悪くない。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、機械(1位)、証券(2位)、卸売(3位)、電気機器(4位)、ゴム製品(5位)となった。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。