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S&P500 BuyWrite Index
グローバルX S&P500・カバード・コール ETF(2868)は「Cboe S&P 500 BuyWrite Index(円換算)」を対象指数とする東証ETFです。組み入れ銘柄は、NYSE Arca上場のXYLDです。
対象指数は、1ヵ月ごとに新しく期近のコール・オプションを売り建てる「カバード・コール戦略」を行なった場合の収益を表します。対象となるコール・オプションは毎月満期まで保有され、同日に新たな1ヵ月物のコール・オプションを売却します。
XYLDが指数に沿った運用をすると、具体的にどのような運用になるのかを推測した説明します。(簡便のため、配当は無視します)
指数についての説明は下記にあります。
毎月第3金曜日がロールオーバーの日です。この日の米国市場での取引は、
~SOQ決定
何もしない
SOQ決定~1100
コールオプションを決済し、現物指数の買い持ちのみがある状態(カバードコールしていない。100%買い持ち)
1100~1330
新たなターゲット価格で次月限コールオプションを売る。
枚数は、現物指数買い持ち1単位あたりS_VWAV÷(S_VWAV-C_VWAP)枚。
価格は、C_VWAP。
上記売却金額と同額の現物指数を買う。
枚数は、現物指数買い持ち1単位あたりC_VWAP÷(S_VWAV-C_VWAP)枚。
価格は、S_VWAV。
新たなターゲット価格とは、NEW OPTION STRIKE PRICEのことです。
C_VWAPとは、コールオプションのVWAP価格(加重平均価格、Volume-Weighted Average Price)であり、NEW OPTION VWAP PRICEで示される数値です。
S_VWAVとは、現物指数のVWAV指数(コールオプションのVWAPと同様に計算したVolume-Weighted Average Value)であり、UNDERLYING INDEX VWAPで示される数値です。
REFERENCE PRICEは、「NEW OPTION STRIKE PRICE」を決定するのに必要な現物指数のことです。
その他の日は、特に取引は行わず、当初のポジションを維持します。
東証取引時間のiNAVはどのように算出すればいいのかをまとめました。
ドル建てiNAV価格は、現物指数-コールオプション価格 に比例
東証取引時間帯のコールオプション価格は(米国の時間外のため)よくわかりませんが、IV一定等を仮定すると、先物価格からオプション価格を類推できますので、その価格で代替します。
一定のIVは、オプションSETTLEMENTと先物SETTLEMENTから計算されるIVを使います。
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関連銘柄:
GXSカバコ(2868) -
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