日経平均株価
始値 28482.71
高値 28669.95(09:53)
安値 28402.30(09:05)
大引け 28646.50(前日比 +284.33 、 +1.00% )
売買高 13億7438万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7863億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、欧米株高を受けリスクオン
2.バイデン新政権下での大型経済対策成立期待が後押し
3.日経平均は朝方伸び悩むもその後は再び買い直される
4.空運、海運、百貨店が買われ、半導体や電子部品軟調
5.売買代金は厚みが加わり2兆8000億円近くに膨張
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比475ドル高と続伸した。個人投資家の投機的売買で株価が乱高下している一部銘柄の株価が急落し、今後、投機的な動きは落ち着いてくるとの期待が膨らんだ。
東京市場では、買い優勢の地合い。日経平均株価は前場伸び悩む場面はあったものの、その後は再び次第高の展開で2万8600円台で引けた。
3日の東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み高に買われたことを受けてリスクオンの流れが継続、景気敏感株をはじめ広範囲に買いが流入し、日経平均は戻り足を強めた。米国では個人投資家による投機的売買への警戒感が後退したほか、バイデン政権が打ち出した1兆9000億ドルの追加経済対策について、民主党が単独で成立させる手続きを進めていると報じられ、これが買い安心感につながった。日経平均の上げ幅は朝方に300円を超える場面はあったが、その後はいったん伸び悩んだ。しかし、後場に入ると上値指向を強め前場の高値近辺まで再浮上した。業種別では空運株や海運、陸運のほか百貨店株などコロナ禍で落ち込んだ業態への買い戻しが活発化した。一方で、半導体や電子部品株などが利益確定売りに押された。東証1部の売買代金は厚みが加わり2兆8000億円近くまで膨らんだ。
個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が堅調だったほか、トヨタ自動車<7203>、デンソー<6902>なども買いを集めた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも物色人気。EPSホールディングス<4282>、MonotaRO<3064>が値を飛ばし、三菱自動車工業<7211>も商いを伴い大幅高に買われた。タカラスタンダード<7981>、THEグローバル社<3271>も高い。ミツバ<7280>、フタバ産業<7241>なども買われた。
半面、日本電産<6594>が値を下げ、エムスリー<2413>が安く、村田製作所<6981>、TDK<6762>なども売りに押された。レーザーテック<6920>も下落した。日本ユニシス<8056>が値下がり率トップに売られ、テクノプロ・ホールディングス<6028>、シンフォニア テクノロジー<6507>などの下げも目立った。エフ・シー・シー<7296>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、トヨタ <7203> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約102円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、TDK <6762> 、アドテスト <6857> 、東エレク <8035> 、太陽誘電 <6976> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約69円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落はパルプ・紙のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)空運業、(2)不動産業、(3)輸送用機器、(4)陸運業、(5)海運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気機器、(2)機械、(3)その他製品、(4)医薬品、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△モノタロウ <3064>
今期経常は26%増で12期連続最高益。
△マーケットE <3135> [東証M]
レオパレス <8848> と引っ越し時の不要品買い取りで業務提携。
△EPS <4282>
10-12月期(1Q)経常は92%増益で着地。
△日油 <4403>
21年3月期業績予想の上方修正と自社株発表を好感。
△日電硝 <5214>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は5%増益へ。
△TOA <6809>
今期経常を2.5倍上方修正。
△イリソ電子 <6908>
今期経常を17%上方修正、配当も10円増額。
△ピアズ <7066> [東証M]
エスプール <2471> と提携し非対面オンライン接客サービスを共同開発へ。
△豊田通商 <8015>
21年3月期最終利益予想及び配当予想を上方修正。
△郵船 <9101>
21年3月期業績予想を一転増益予想へ上方修正。
▼北越メ <5446> [東証2]
今期経常を42%下方修正、未定だった配当は50円減配。
▼ユニシス <8056>
4-12月期(3Q累計)経常が6%減益で着地・10-12月期も16%減益。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)EPS <4282> 、(2)レシップHD <7213> 、(3)フューチャー <4722> 、(4)ジンズメイト <7448> 、(5)モノタロウ <3064> 、(6)三菱自 <7211> 、(7)東祥 <8920> 、(8)タカラスタ <7981> 、(9)GDO <3319> 、(10)グローバル社 <3271> 。
値下がり率上位10傑は(1)ユニシス <8056> 、(2)テクノプロH <6028> 、(3)東京エネシス <1945> 、(4)シンフォニア <6507> 、(5)ダイヤHD <6699> 、(6)FCC <7296> 、(7)三井倉HD <9302> 、(8)GMB <7214> 、(9)ベルーナ <9997> 、(10)ライク <2462> 。
【大引け】
日経平均は前日比284.33円(1.00%)高の2万8646.50円。TOPIXは前日比24.07(1.30%)高の1871.09。出来高は概算で13億7438万株。東証1部の値上がり銘柄数は1593、値下がり銘柄数は522となった。日経ジャスダック平均は3836.47円(11.81円高)。
[2021年2月3日]
株探ニュース
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