東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、銀行と石油石炭の2業種を除く31業種が下落し、電気ガス、鉱業、不動産、非鉄金属の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、住友電<5802>、スクリン<7735>、セコム<9735>、太陽誘電<6976>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>が軟調だった。
前週末の米国株高を受けて、寄り付き直後には50366.74円まで上昇した。ただ、植田総裁の講演での発言を受けて、今月18、19日の日銀金融政策決定会合での利上げを実施するとの見方が一段と強まり、主力株売りが強まる形になった。また、日経平均は先週、週間で1600円超上昇していただけに、利食い売りも膨らむ形となった。個別でも、金利高が重荷になる不動産や建設などの内需株に下落するものが目立ち、日経平均の下げ幅は一時1000円を超える場面があった。
12月の日銀会合で利上げ決定を匂わせる内容が投資家心理を悪化させたようだ。また、米国の利下げ期待も高まるなか、円高進行スピードが速まれば、一段とリスク回避の動きが強まることも警戒される。もっとも、市場参加者が減るなかで先物主導の売買の影響を受けた可能性が高い。日経平均は25日線を明確に突破できなかったことで、短期的には仕掛け的な売りが入りやすかっただろう。ボリンジャーバンドの-1σまで下げており、下値の堅さを見極めながらの押し目狙いに向かわせそうだ。
<CS>
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