前日は10-12月期決算発表の第1のピークで、業績動向を手掛かりに売り買いが交錯する展開となった。
大引けの日経平均は前日比14.90円高の20788.39円となった。東証1部の売買高は14億1807万株、売買代金は2兆4860億円だった。業種別では、精密機器、医薬品、空運業が上昇率上位だった。一方、その他製品、海運業、銀行業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の37%にとどまった。
個別では、村田製<6981>が8%を超える上昇。堅調な決算を受けて悲観的な見方が後退し、太陽誘電<6976>など他の電子部品株にも買いが波及した。業績予想を下方修正したファナック<6954>だが、需要下げ止まりへの期待から2%近い上昇。アンリツ
<6754>は引き続き活況で大幅続伸した。その他売買代金上位ではファーストリテ
<9983>が堅調で、ソニー<6758>や武田薬<4502>は小じっかり。任天堂<7974>とゲーム事業で協業と伝わったLINE<3938>は急伸。またアイビーシー<3920>、ニチイ学館<9792>などはストップ高となった。一方、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売予想を下方修正した任天堂は9%安。業績下方修正のZOZO<3092>は大きく売られる場面があり、コマツ<6301>も決算を受けて軟調だった。その他ではソフトバンクG<9984>やメガバンク株がさえない。また、メガチップス<6875>はストップ安水準まで売られた。
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