学究社が続伸、１０万株を上限とする自社株買いと２０年３月期２４％営業増益予想を好感

　学究社<9769.T>が続伸している。前週末１７日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。上限を１０万株（発行済み株数の０．８９％）、または１億円としており、取得期間は５月２０日から８月１９日まで。株主への利益還元と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

　また、同時に発表した２０年３月期業績予想で、売上高１１０億円（前期比４．１％増）、営業利益１６億円（同２３．７％増）、純利益１０億５０００万円（同２２．５％増）と大幅増を見込んでいることも好材料視されている。今期は「ｅｎａ」ブランドで１０校程度の新規出校を予定しているほか、高校受験で新ブランド「ｅｎａ最高水準」を立ち上げ、合格実績の増加による生徒数の増加を図るとしている。

　なお、１９年３月期決算は売上高１０５億６８００万円（前の期比２．６％増）、営業利益１２億９３００万円（同１８．１％減）、純利益８億５７００万円（同１４．７％減）だった。

出所：minkabuPRESS