大引けの日経平均は前日比520.94円高の27466.61円となった。東証プライム市場の売買高は12億5179万株、売買代金は2兆9372億円だった。セクターでは証券・商品先物、鉱業、その他金融が上昇率上位となった。一方、空運のみが下落となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の93%、対して値下がり銘柄は6%だった。
個別では、三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>の銀行・保険のほか、日本製鉄<5401>、三井物産<8031>、INPEX<1605>の鉄鋼、商社、鉱業の資源関連が大きく上昇。アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>の半導体や村田製<6981>、TDK<6762>のハイテク、キーエンス<6861>、安川電機<6506>、ダイキン<6367>などの機械株も高い。メルカリ<
4385>、ラクス<3923>のグロース(成長)株は全般強い動きとなった。三井ハイテック
<6966>とマネーフォワード<3994>は証券会社の目標株価引き上げもあり大幅高。業績予想を上方修正したダイセキS<1712>、レーティングが引き上げられたDMG森精機<6141>、月次売上動向が堅調だった神戸物産<3038>なども大きく上昇した。
一方、業績予想を下方修正した新光電工<6967>が大きく下落し、イビデン<4062>は連れ安。レーティングが引き下げられた住友不動産<8830>が軟調で、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>も連れて冴えない動き。メドレー<4480>、SREHD<2980>のグロース株の一角やHOYA<7741>、SUMCO<3436>の半導体材料の一角が下落。全個体電池の量産に関するリリースで週明けに急騰したマクセル<6810>は利益確定売りで大幅に反落。富士通ゼネラル<6755>は富士通<6702>による同社保有株売却に関するネガティブな材料を受けて大幅安。ほか、ゆうちょ銀行<7182>やJAL<9201>、日本空港ビルデング<9706>、JR東日本<9020>、味の素<2802>などが軟調だった。
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