東京株式（前引け）＝続落、重要スケジュール目前で買い手控え

　７日前引けの日経平均株価は前日比６３円０５銭安の１万９９１６円８５銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は７億８２９１万株、売買代金概算は１兆４６０億８０００万円。値上がり銘柄数は８９８、対して値下がり銘柄数は９４４、変わらずは１７０銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、機関投資家のポジション調整の動きなどが観測されるなか、売り優勢の地合いとなり日経平均は続落となった。前日の米国株市場が軟調だったほか、外国為替市場でも１ドル＝１０９円台半ばと円高傾向にあい、主力株中心に逆風となった。また、８日に英国総選挙やＥＣＢ理事会、米国ではコミー前ＦＢＩ長官の議会での証言など重要スケジュールを控えており、買いが見送られている。

　個別では任天堂<7974.T>が軟調、ソニー<6758.T>も売りに押されている。武田薬品工業<4502.T>、ＪＴ<2914.T>も値を下げた。アインホールディングス<9627.T>、安藤ハザマ<1719.T>が急落、フォーカスシステムズ<4662.T>も利食われた。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>がしっかり、コナミホールディングス<9766.T>も買い優勢。三井ハイテック<6966.T>、サイバーコム<3852.T>がストップ高に買われ、グリー<3632.T>も値を飛ばした。アンリツ<6754.T>も物色人気となった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）