<動意株・30日>(前引け)=M&A総研、アイピーエス、日清粉G
アイ・ピー・エス<4390.T>=急速人気に続急伸。きょう早朝、国際通信事業とメディカル&ヘルスケア事業についての事業戦略説明会の資料を公表した。23年3月期に約63億円だった国際通信事業の売上高について、5年後に3倍以上となる200億円に拡大するイメージを示しており、中期的な成長を期待した買いを誘ったようだ。同事業の営業利益については、23年3月期の約18億円から5年後に50億円になると想定する。成長性の高いフィリピンの通信市場においてインターネット顧客の獲得に努めつつ、大手通信事業者に先行する形で通信ネットワークの拡大を図る方針。新たなアジア国際海底ケーブルの建設も検討する。同社は株主を対象としたフィリピン視察旅行を28~30日の日程で実施し、事業戦略説明会を開催した。
日清製粉グループ本社<2002.T>=急動意。一気に2000円台回復で年初来高値を更新した。製粉で国内断トツのシェアを誇るが、製品価格の値上げ効果が発現し、足もとの業績は会社側の想定を大幅に上回って推移している。同社は前週末27日取引終了後に24年3月期通期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の260億円から300億円(前期は103億8100万円の赤字)に大幅増額した。前期の赤字から一転、過去最高益の大幅更新となる見通し。これを好感する形で投資資金が流入している。なお、好業績を背景に年間配当も従来計画に1円増配するなど株主還元も強化している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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