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2021/11/12 - イーレックス(9517) の関連ニュース。■トッパンフォ <7862> 1,322円 (+300円、+29.4%) ストップ高 東証1部の上昇率トップ。トッパン・フォームズ <7862> がストップ高。10日の取引終了後、凸版印刷 <7911> が持株会社体制への移行を見据え、トッパンフォに対して完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格を1株1550円としており、これにサヤ寄せする格好となった。凸版は現在、トッパンフォ株の60.74%を所有している。買い付け予

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9517東証プライム

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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2021/11/12 05:30

トッパンフォ <7862>  1,322円 (+300円、+29.4%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。トッパン・フォームズ <7862> がストップ高。10日の取引終了後、凸版印刷 <7911> が持株会社体制への移行を見据え、トッパンフォに対して完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格を1株1550円としており、これにサヤ寄せする格好となった。凸版は現在、トッパンフォ株の60.74%を所有している。買い付け予定数は4357万7356株(下限657万8600株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月11日から12月23日まで。なおTOB成立後、トッパンフォは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所はトッパンフォを10日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

日シス技術 <4323>  2,717円 (+500円、+22.6%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。日本システム技術 <4323> がストップ高で上場来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算が、売上高100億4200万円、営業利益9億9200万円、最終利益6億8600万円となり、会計基準の変更に伴い前年同期との比較はないものの、前年同期の営業利益2300万円から大幅増益となったことが好感された。主力のソフトウェア事業で、前年同期の低調要因となった一部の受託開発案件における不採算や新型コロナウイルス感染拡大による大口顧客を中心とした開発投資の一部凍結がそれぞれ収束傾向となったことが収益改善に貢献した。また、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」ライセンスの販売好調や、ASEANビジネスの業績回復なども寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高195億円(前期比3.8%増)、営業利益13億3000万円(同9.3%増)、純利益8億2000万円(同41.7%増)の従来見通しを据え置いている。

ラキール <4074>  2,203円 (+400円、+22.2%) ストップ高

 ラキール <4074> [東証M]がストップ高まで買われた。同社は11日午後1時頃に、21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結決算を発表。同社は7月16日に東証マザーズ市場に新規上場したばかりとあって前年同期との単純比較はできないものの、営業利益は3億4700万円となり、通期計画4億200万円に対する進捗率は86.3%に達した。売上高は41億9700万円で着地。デジタルトランスフォーメーション(DX)ニーズの高まりを背景に、プロダクトサービスを中心に売り上げが伸長した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

サンアスタ <4053>  2,908円 (+500円、+20.8%) ストップ高

 Sun Asterisk <4053> [東証M]がストップ高。10日の取引終了後、21年12月期の連結経常利益を従来予想の11億5300万円から13億4600万円へ上方修正すると発表。従来の5期連続での過去最高益予想を更に上乗せする形となり、これが好感されたようだ。売上高についても前回予想の66億800万円から80億8100万円へ引き上げた。主力のクリエイティブ&エンジニアリング部門が顧客単価の好調な推移を背景に拡大するほか、企業の採用ニーズの回復を受けてタレントプラットフォーム部門も伸びる見込みだ。同時に発表した1-9月期の経常利益は前年同期比67.2%増の12億600万円だった。

サイバーバズ <7069>  1,776円 (+300円、+20.3%) ストップ高

 サイバー・バズ <7069> [東証M]が300円高はストップ高となる1776円に買われた。10日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想を発表。売上高が43億5000万円(前期比37.1%増)、営業利益が1億3000万円(前期200万円)と大幅増収増益の見通しを示しており、これを好感した買いが膨らんだようだ。広告市場が回復傾向にあることやインフルエンサーマーケティングの活用ニーズの高まりを追い風に、今後も成長加速に向けた投資を継続し中長期的な企業価値向上を目指す。なお、同時に発表した21年9月期決算は売上高31億7200万円(前の期比5.9%増)、営業利益200万円(同98.7%減)だった。

安藤・間 <1719>  892円 (+150円、+20.2%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。同社は11日、1700万株を上限とする自社株買いと、1932万2200株の自社株消却を発表。これが買い材料視されたようだ。

天龍製鋸 <5945>  3,410円 (+500円、+17.2%) ストップ高

 天龍製鋸 <5945> がストップ高の3410円に買われた。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を120億円から130億円(前期比18.0%増)へ、営業利益を16億円から25億円(同61.3%増)へ、純利益を12億円から18億円(同49.7%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末一括配当予想を120円(前期80円)としたことが好感された。海外経済の回復を背景に金属用チップソーの販売が増加したことや住宅用チップソーの販売が好調に推移したことが牽引した。また、受注増加による工場操業度の大幅な改善や、自動・省人化設備による生産効率の向上なども寄与した。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高69億9600万円(前年同期比42.7%増)、営業利益14億4800万円(同2.8倍)、純利益10億9800万円(同2.4倍)だった。

大平洋金属 <5541>  2,377円 (+347円、+17.1%)

 東証1部の上昇率4位。大平洋金属 <5541> が急反騰。前日10日に陰線で25日移動平均線を下に抜けたが、11日は大きく切り返しに転じてきた。日本製鉄系の合金鉄メーカーでフェロニッケルでは業界最大手。非鉄市況上昇の恩恵を享受し足もとの業績は回復色が強い。同社が10日取引終了後に発表した、22年3月期第2四半期(21年4-9月)決算は営業損益が9億5200万円(前年同期は5300万円の赤字)の黒字となり、通期計画の2億1300万円の黒字を大幅超過した。これがポジティブサプライズとなり高水準の買いを呼び込む形となった。また同日、旧村上ファンドの流れを汲む投資会社シティインデックスイレブンスが大平金の株式5%超保有(共同保有分含む)していることを開示、これも株高思惑を増幅させたもようだ。

シダックス <4837>  554円 (+80円、+16.9%) ストップ高

 シダックス <4837> [JQ]がストップ高。同社は10日取引終了後に、22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比8.3倍の15億2800万円となり、通期計画の21億7700万円に対する進捗率は70.2%となった。売上高は同8.9%増の586億5600万円で着地。学童保育部門の積極的な営業による自治体からの受託クラス増効果で社会サービスの売り上げが伸びたほか、新型コロナウイルス感染症の影響が限定的だったことでフードサービス事業も堅調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

日本通信 <9424>  238円 (+31円、+15.0%)

 東証1部の上昇率6位。日本通信 <9424> が続急騰。同社は仮想移動体通信事業者(MVNO)の草分けで、業績は前期まで営業赤字が続いていたが、22年3月期は第2四半期時点で5200万円の黒字となり通期予想でも黒字転換が有力視される状況にある。10日取引終了後、同社の子会社がスマートフォンに秘密鍵及び電子証明書を搭載する「my 電子証明書」サービスについて、電子署名法に基づく主務大臣の認定を取得したことを発表した。これが株価を強く刺激する材料となり、個人投資家を中心に短期資金を呼び込む格好となった。

近鉄エクス <9375>  2,909円 (+270円、+10.2%)

 東証1部の上昇率9位。近鉄エクスプレス <9375> が急反騰。22年3月期の連結経常利益を従来予想の307億円から510億円へ上方修正すると発表。従来の11.1%減益予想から一転して47.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視された。世界経済の回復に伴う旺盛な輸送需要に加え、前期から続く航空・海上貨物輸送スペースの供給不足を背景とした運賃原価と販売価格の上昇で、上期業績が好調だったことが上振れの背景だ。あわせて、今期の年間配当を従来計画の50円から100円(前期は50円)に増額修正したことも好感された。

物語コーポ <3097>  7,580円 (+640円、+9.2%)

 物語コーポレーション <3097> が急反発。10日の取引終了後に発表した10月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.2%増と5ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前月までに落ち込んだ主力の焼肉部門が客数の増加で同8.7%増となったことが牽引した。また、専門店部門が同5.4%増と好調だったほか、ラーメン部門やお好み焼部門、ゆず庵部門もそれぞれ減収幅の改善が見られた。なお、全店売上高は同8.6%増だった。

■凸版 <7911>  1,932円 (+145円、+8.1%)

 凸版印刷 <7911> が3日ぶりに急反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の510億円から590億円へ上方修正し、一転して1.6%増益見通しとなったことが好感されたようだ。情報コミュニケーション事業でBPO関連が想定以上に増加するほか、生活・産業事業における建装材の海外を中心とした堅調な拡大、エレクトロニクス事業におけるフォトマスクなどの順調な拡大が継続することが要因。また、構造改革による収益力強化も上振れにつながる。同時に、トッパン・フォームズ <7862> に対して完全子会社化することを目的にTOB(株式公開買い付け)を実施することも明らかにしている。

アイフル <8515>  390円 (+28円、+7.7%)

 アイフル <8515> が3日ぶりに急反発。10日の取引終了後に発表した22年3月期上期(4-9月)の連結決算で、営業利益が前年同期比5.9%増の99億3000万円となり、これを好感する買いが入ったようだ。営業貸付金利息や信用保証収益の増加により、売上高648億3700万円(前年同期比2.2%増)と増収を確保したことが寄与した。併せて、貸倒れ関連費用やポイント引当金などの減少を見込み、通期の営業利益予想を前回予想の237億円から241億円に上方修正している。

■昭電工 <4004>  2,917円 (+189円、+6.9%)

 昭和電工 <4004> が大幅高で3日ぶりに反発。10日の取引終了後に発表した21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は732億8900万円の黒字(前年同期は492億8000万円の赤字)となり、これを好感する買いが入った。石油化学セグメントがナフサ要因で利益が大きく改善したほか、無機セグメントでは鉄鋼需要の回復に伴い黒鉛電極の販売数量が大幅に増加した。また、昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の買収効果も収益を押し上げた。通期計画の820億円に対する進捗率は9割近くに到達しており、業績上振れが期待されたようだ。

リゾートトラ <4681>  2,181円 (+124円、+6.0%)

 リゾートトラスト <4681> が続急伸で年初来高値を更新。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を70億円から80億円(前期比45.6%減)へ、純利益を47億円から70億円(前期102億1300万円の赤字)へ上方修正した。上期において新型コロナウイルス感染症の影響でホテルなどの稼働が低下し売上高は1582億円から1530億円(同8.7%減)へ下方修正した。ただ、ホテル会員権、メディカル会員権の販売が好調に推移しているほか、助成金など営業外収益の計上が見込まれることが利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高764億3000万円(前年同期比11.4%減)、営業利益51億3200万円(同48.6%減)、純利益54億800万円(同5.1%減)だった。

ユーザーロカ <3984>  1,977円 (+111円、+6.0%)

 ユーザーローカル <3984> が続急伸。同社は11月10日大引け後に決算を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.7%増の2.5億円に伸び、通期計画の9.8億円に対する進捗率は26.2%となり、4年平均の26.4%とほぼ同水準だった。

ミマキエンジ <6638>  1,050円 (+54円、+5.4%)

 ミマキエンジニアリング <6638> が続急伸。同社は11月10日大引け後に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は17億円の黒字(前年同期は13.7億円の赤字)に浮上し、通期計画の25.2億円に対する進捗率は67.5%に達し、5年平均の47.5%も上回った。

■西尾レント <9699>  2,886円 (+140円、+5.1%)

 西尾レントオール <9699> が急反発。同社は11月10日大引け後に決算を発表。21年9月期の連結経常利益は前の期比22.1%増の134億円になり、22年9月期も前期比2.9%増の138億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を80円→85円(前の期は77円)に増額し、今期も前期比13円増の98円に増配する方針とした。

三越伊勢丹 <3099>  877円 (+41円、+4.9%)

 三越伊勢丹ホールディングス <3099> が大幅高で3日ぶりに反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結最終損益は30億円の黒字(前期は410億7800万円の赤字)になりそうだと発表。前回予想の10億円の黒字を大幅に上方修正する形となり、これが好材料視された。4月以降の緊急事態宣言に伴う休業などの影響で売上高は計画を下回るものの、上期に更なる経費構造改革を進めたほか、関係会社株式売却益を特別利益に計上したことが最終利益を押し上げる。あわせて、25年3月期に最終利益280億円を目標とする中期経営計画を発表している。

イーレックス <9517>  2,496円 (+116円、+4.9%)

 イーレックス <9517> が4日ぶりに大幅反発。11日付の日本経済新聞朝刊で「2021年4-9月期の連結経常利益は、前年同期比4割増の65億円程度となったもようだ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、島津製作所 <7701>上新電機 <8173> などに、再生可能エネルギー由来の電力供給を始めたことが寄与したほか、電力小売りを手掛ける子会社エバーグリーン・マーケティングの販売電力量が伸びたという。なお、決算発表は11日を予定している。

KNTCT <9726>  1,786円 (+73円、+4.3%)

 KNT-CTホールディングス <9726> が3日ぶりに大幅反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結経常損益を従来予想の141億円の赤字から115億円の赤字(前期は167億2700万円の赤字)に上方修正すると発表しており、これが好感された。足もとの旅行需要の回復が想定より遅く、今後も新型コロナウイルスの感染拡大第6波の懸念が払拭できないため、売上高は前回予想の1800億円から1500億円へ下方修正した。一方、販管費削減の進捗状況や雇用調整助成金などの計上を考慮し、利益見通しは引き上げた。

エラン <6099>  1,255円 (+49円、+4.1%)

 エラン <6099> が大幅反発。11日昼ごろに発表した21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比40.3%増の21億7500万円で着地した。あわせて、通期の同利益を従来予想の25億2000万円から27億2000万円(前期比26.6%増)へ上方修正しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の再拡大や緊急事態宣言の期間延長などの影響から、病院や介護施設の利用者に衣類・タオルのレンタルと日用品を提供する「CSセット」の需要が増加し、導入施設における利用申し込みが継続して堅調に推移していることが上振れの要因となる。また、コロナ禍の影響で販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

デクセリ <4980>  3,435円 (+125円、+3.8%)

 デクセリアルズ <4980> が大幅反発し、上場来高値を更新した。同社は11日、高い熱伝導率と柔軟性を両立した熱伝導シート シリコーンタイプ「ZX11N」を製品化し、販売を開始したと発表。これが材料視されたようだ。この製品は、長期信頼性に優れ、長期間の使用でも劣化や性能低下が少ないのが特長。5G基地局やデータセンター、自動車の自動運転の情報処理を担うICチップの放熱用途に適しているという。

森永製菓 <2201>  3,985円 (+115円、+3.0%)

 森永製菓 <2201> が5日ぶりに大幅反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1750億円から1792億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を170億円から180億円(同6.1%減)へ、純利益を117億円から128億円(同4.6%減)へ上方修正したことが好感された。上期において、健康部門の売上高が予想を上回って好調に推移していることが要因としている。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高934億2200万円(前年同期比10.0%増)、営業利益131億8800万円(同14.2%増)、純利益95億4400万円(同14.7%増)だった。

レーザーテク <6920>  27,305円 (+740円、+2.8%)

 レーザーテック <6920> が上場企業を通じて売買代金トップとなり、800円を超える上昇をみせたほか、売買代金3位の東京エレクトロン <8035> も堅調な動きで上値指向の強さを明示した。前日10日の米国株市場ではインフレ警戒感から米10年債利回りが急上昇、ハイテク株への売りを誘発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続落した。しかし、東京市場では相対的な出遅れ感から機関投資家とみられる実需買いが入り下値を支えた。市場では「先日、台湾の半導体受託生産世界最大手TSMC が、熊本県に日本初となる半導体工場を建設すると発表したが、これにはソニーグループ <6758> が参画するほか、日本政府が工場整備費の半分程度を支援する方針が明らかとなっている。これには半導体の需給逼迫に際し日本への優先供給が前提となっており、安全保障面で半導体の重要性が認識されている」(中堅証券ストラテジスト)という見解が示されていた。この政府の動きは、海外投資家の関連銘柄に対する見直しの動きにつながっている。

スピー <4499>  4,205円 (+110円、+2.7%)

 Speee <4499> [JQ]が続伸。10日の取引終了後、21年9月期の連結最終利益を従来予想の5億6100万円から8億3500万円(前期比2.1倍)へ上方修正すると発表しており、これが好感された。マーケティングDX事業で新規受注が好調に推移したことに加え、社内業務のDX推進によってコスト削減を図ったことが奏功した。また、子会社PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAの全保有株式及び全貸付債権を譲渡する契約を締結したことに伴い、評価性引当額が減少することも上振れの要因となる。

三井ハイテク <6966>  9,600円 (+180円、+1.9%)

 三井ハイテック <6966> が3日続伸。一時370円高と値を飛ばし連日の最高値更新、1万円大台乗せを目前に捉えているほか、HIOKI <6866>ニッポン高度紙工業 <3891> [JQ]など電気自動車(EV)関連の一角に投資マネーの攻勢が続いている。三井ハイテクは電動車向けモーターコアの有力メーカーであり、ここ改めてマーケットの注目度が高まっているほか、HIOKIはEVモーター向け電子測定器に注力中、ニッポン高度紙工業はEVの基幹部品であるリチウムイオン電池向けセパレータを国内外の電池メーカーに供給しており、関連有力株に位置づけられている。前日10日の米国株市場では今週に入り株価を大きく切り下げていたEV大手テスラ が急反発に転じており、これが投資家のセンチメントを改善させている。英グラスゴーで開催中のCOP26では、ガソリン車など内燃機関を持つ自動車の新車販売について主要国で2035年に、世界でも40年までに停止するとの宣言に24ヵ国が賛同しており、世界的なEVシフトが加速するとの思惑が高まっている。

住友金属鉱山 <5713>  4,436円 (+83円、+1.9%)

 住友金属鉱山 <5713> が反発に転じたほか、大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> が4連騰、大紀アルミニウム工業所 <5702> も3日ぶりに切り返すなど非鉄株への買いが目立つ。非鉄セクターは業種別騰落で値上がり率トップに買われた。ここ世界的にインフレ警戒感が高まっており、前日10日は中国のPPIや米CPIなどが市場コンセンサスを上回る上昇をみせ、株式市場や債券市場にも影響を与えている。背景には商品市況の高騰があり、非鉄市況も総じて上昇基調を強め、インフレに向けた思惑を助長している。非鉄業界は市況上昇が収益メリットにつながりやすく、株価の先高期待を反映した買いを誘導している。

JTOWER <4485>  11,740円 (+140円、+1.2%)

 JTOWER <4485> [東証M]が続伸。前日10日比13.2%高の1万3130円まで上値を伸ばし上場来高値を更新した。10日の取引終了後に発表した22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比12.5%増の1億9700万円に伸びて着地。通期計画の1億8000万円を既に上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。同社は大型施設内における携帯キャリアの屋内インフラを共用設備で一本化し、携帯キャリアへシェアリングする事業を展開。4-9月期は主力の国内IBS事業で導入物件数が順調に拡大し、2ケタ増益を達成した。

※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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