サンセイの上げ足止まらず、内需テーマ株人気に乗り新値街道◇

　サンセイ<6307.T>の上げ足が止まらない。一時７３円高と値を飛ばした。全体相場は日経平均が５００円近い下げをみせるなど波乱展開にあるが、主力輸出株ではない内需の好業績株に相対的に資金が集まりやすい環境にある。特に、安倍政権が打ち出す国土強靱化の国策恩恵や２０２５年の大阪万博で商機が広がるセクターは注目度が高く、人気株輩出の宝庫となっている。ビル用ゴンドラメーカーで、東京五輪に続く大阪万博特需に乗る同社はそのリード役的なポジションにある。１９年３月期営業利益は前期比１９％減の４億５０００万円を計画しているが保守的で、前期比増益で着地する可能性もある。２０年３月期以降も好調な業績推移が期待される。株式需給面では光通信<9435.T>が継続的に同社株を買い増していることも思惑を呼んでいる。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS