(+0.22%)の4850.43で取引を終了した。寄り付きは上昇。先週の流れを継いで業績期待からハイテク株が買われた。長期金利の上昇が一服したことも追い風に主要株式指数は終日プラス圏で推移。ダウは初の3万8000ドル台を付け、連日で過去最高値を更新した。
良好な外部環境を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替が1ドル148円台を維持していることから輸出関連銘柄も買われるなど大型株主導の地合いが継続。ただ、ランチタイムに日本銀行の金融政策決定会合の結果「金融政策の現状維持」が伝わると、後場寄り後36984.51円をつけた後は相場付きが一変。為替が1ドル147円台に入ったことや、日銀会合という目先のイベント通過などが意識されて、大型株中心に利益確定の売りが膨らみ、日経平均は前日比マイナス圏まで押し下げられた。
大引けの日経平均は前日比29.38円安(-0.08%)の36517.57円となった。東証プライム市場の売買高は16億4569万株、売買代金は4兆9562億円だった。セクターでは、電気・ガス業、陸運業、繊維製品、海運業、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品、食料品、金属製品、空運業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は63%となっている。
日経平均採用銘柄では、前場買われ日経平均をけん引していた東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株が下落したほか、三井金属<5706>、SUMCO<3436>、TOPPANホールディングス<7911>もさえなかった。また、京セラ<6971>の社長が一部売却を議論と伝わったことからKDDI<9433>も売られた。
一方、富士電機<6504>、ニデック<6594>、富士通<6702>、オムロン<6645>、村田製作所<6981>など電気機器セクターの上げが目立ったほか、エムスリー<2413>も買われた。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインター<3778>が上げ幅を拡大し大商いとなった。
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