東京株式(前引け)=反発、円安に加え経済対策期待も追い風に
きょう前場の東京株式市場は、リスク選好ムードが強まり買い優勢に傾いた。スピード警戒感から前週末に日経平均株価は上昇一服となったものの、足もと為替が1ドル=112円30銭近辺の推移と円安水準でもみ合っていることで投資家心理に追い風となっている。9月第2週に先物のショートカバーで全体の戻り相場を主導した海外投資家だが、足もとはヘッジファンンドなど短期筋の現物買いも観測されているもようだ。衆院解散・総選挙に踏み込んだ安倍首相が、年内に大規模な経済対策を策定するとの思惑なども買いを後押ししている。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、キーエンス<6861.T>、東京エレクトロン<8035.T>なども高い。花王<4452.T>、資生堂<4911.T>なども買われた。ブロードリーフ<3673.T>が急騰、クロップス<9428.T>、神栄<3004.T>なども値を飛ばしている。ペッパーフードサービス<3053.T>、ブレインパッド<3655.T>も大幅高となった。半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>、東京海上ホールディングス<8766.T>が冴えず、MonotaRO<3064.T>も売られた。タカキュー<8166.T>が大きく値を下げ、ミネベアミツミ<6479.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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