1. 会社概要
イノベーションホールディングス<3484>は旧 テンポイノベーションが2024年10月1日付で会社分割によって持株会社体制へ移行し、商号を変更した。経営理念に「貢献創造~挑戦と進化~」、ビジョンに「転貸借の商慣習を変え、店舗物件のスタンダードを創造する」を掲げ、飲食店向けの居抜き店舗を転貸借する店舗転貸借事業、不動産売買事業、及び家賃保証事業を展開している。飲食店舗の総合プロフェッショナル集団であり、飲食店舗転貸借ビジネスの先駆者である。
2025年3月期第2四半期(中間期)末時点の資産合計は14,157百万円、純資産は3,456百万円、株主資本は3,451百万円、自己資本比率は24.4%、発行済株式数は17,674,400株(自己株式900,608株を含む)、連結ベース従業員数は124名である。グループ(持株会社体制へ移行後)は持株会社の同社、及び連結子会社3社(テンポイノベーション、アセットイノベーション、セーフティーイノベーション)で構成されている。
なお2009年7月に親会社となったクロップス<9428>が2025年3月期第2四半期末時点で株式59.51%(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合)を所有している。クロップスの連結子会社となっているが、営業上の重要な取引はなく、経営上の独立性も確保している。
2. 沿革
同社は2007年11月に(株)テンポリノベーション分割準備として設立し、2007年12月に(株)テンポリノベーション(以下、旧 テンポリノベーション)から飲食店舗出退店支援事業の一部(出店希望者に対する物件の紹介、出店に関する支援及び退店希望者に対する店舗設備の買取り、退店に関する支援等で、(株)レインズインターナショナル関連以外の物件に係る事業)を会社分割によって承継した。旧 テンポリノベーションは飲食店経営を目的に、レインズインターナショナルの子会社(設立時の商号は(株)レイフィールズ)として2001年10月に設立され、2005年4月に居抜き店舗物件(これまで利用していた造作物・設備・什器等が付いたままの物件)を活用した飲食店舗出退店支援事業を開始した。このため同社の実質上の事業活動の開始を2005年4月としている。
2008年1月に(株)テンポリノベーションに商号変更した後、2008年5月に(株)テレウェイヴ(現 (株)アイフラッグ)の傘下、2009年7月にクロップスの傘下と親会社が変わったが、2011年6月に代表取締役社長に原康雄(はらやすお)氏(現任)、常務取締役に志村洋平(しむらようへい)氏(現 専務取締役)が就任し、事業領域をサービス業としての出店支援事業ではなく、不動産業としての店舗賃貸事業と位置付けて「第2の創業期」とした。2013年5月には(株)テンポイノベーションに商号変更、2017年10月には東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場に新規上場、2018年10月には東証第1部に市場変更、2022年4月には東証の市場再編に伴いプライム市場へ移行した。そして2024年10月に持株会社体制へ移行して商号変更した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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