■インターアク <7725> 1,177円 (+45円、+4.0%)
インターアクション <7725> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後、取引先からイメージセンサー検査関連製品の大口受注を獲得したと発表したことが好感された。受注金額は2億4800万円で、納期は24年3月から5月を予定。売り上げ計上は24年5月期第4四半期を予定しているが、通期業績予想には織り込まれていないとしている。
■ナカニシ <7716> 2,313円 (+84円、+3.8%)
ナカニシ <7716> [東証S]が大幅高で5日続伸。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を110万株(発行済み株数の1.29%)、または20億円としており、取得期間は2月26日から3月22日まで。なお、取得した全自社株は4月5日付で消却するとしている。
■阿波銀 <8388> 2,518円 (+81円、+3.3%)
阿波銀行 <8388> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を40万株(発行済み株数の0.98%)、または10億円としており、取得期間は2月29日から3月21日まで。取得した自社株は消却する予定だ。
■ノジマ <7419> 1,714円 (+54円、+3.3%)
ノジマ <7419> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を200万株(発行済み株数の2.04%)、または40億円としており、取得期間は2月21日から来年2月20日まで。株主還元の充実及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行による資本効率の向上を目的としており、東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けにより取得するという。
■カドカワ <9468> 3,200円 (+67円、+2.1%)
KADOKAWA <9468> [東証P]が3日続伸。同社傘下のフロム・ソフトウェアが手掛けた大ヒットゲーム「ELDEN RING(エルデンリング)」に関し、ダウンロードコンテンツ(DLC)「Shadow of the Erdtree」のトレーラーが22日午前0時に公開されることが明らかとなり、これを材料視した買いがカドカワに入った。フロム・ソフトウェアが公式X(旧ツイッター)で告知した。動画の時間は約3分。配信日の発表の有無などが注目されたようだ。
■ナルミヤ <9275> 1,268円 (+26円、+2.1%)
ナルミヤ・インターナショナル <9275> [東証S]が反発。20日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を362億2700万円から373億9200万円(前期比6.8%増)へ、営業利益を18億円から21億円(同23.2%増)へ、純利益を10億7500万円から11億6300万円(同40.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を31円から41円(前期31円)へ引き上げたことが好感された。暖冬の影響で冬物の販売が芳しくなかったものの、冬休みの時期を皮切りに気温が下がり始めたことで冬物の販売に堅調な回復が見られ、百貨店チャネル、ショッピングセンターチャネル、アウトレットチャネルの売り上げがそれぞれ堅調に推移していることが要因としている。
■ゼオン <4205> 1,310円 (+24円、+1.9%)
日本ゼオン <4205> [東証P]が5日続伸。21日午後1時ごろ、CVCを運営する米子会社を通じて、光を用いて化学反応を促進させる技術を開発する米スタートアップのシジジー・プラズモニクス(テキサス州)に投資を行ったと発表しており、好材料視された。シジジー社は、光を用いて化学反応を促進させる技術の商業化を通じて、よりクリーンで安全な世界の実現を目指すスタートアップで、化学製品の製造に化石燃料の燃焼の代わりに光を利用する反応器を開発。これを用いることで、アンモニアからの水素製造やCO2とメタンからのメタノールの製造におけるCO2排出量の削減を可能にしている。今回の投資により、ゼオンは投資と並行してシジジー社との協業の可能性を検討するとしており、製品に関わる原料の新規製造法を開発するほか、グループのさまざまなアセットを共有することで、シジジー社の更なる成長を支援するとしている。
■J・TEC <7774> 519円 (+9円、+1.8%)
ジャパン・ティッシュエンジニアリング <7774> [東証G]が4日続伸。21日午後2時、愛知県より同日付で「第一種医療機器製造販売業」の許可を取得し、医療機器製造業の登録を行ったと発表した。開発中の他家(同種)乾燥ヒト培養表皮(開発名Allo-JaCE03)の販売に向けた法規制上の対応が進捗したとしており、材料視されたようだ。Allo-JaCE03は他人の皮膚組織を原材料とした製品で、再生医療等製品ではなく医療機器に分類される。治験に関しては全例の経過観察を完了しており、現在、データをまとめて製造販売承認に向けて準備を行っているという。
■新明和 <7224> 1,211円 (+20円、+1.7%)
新明和工業 <7224> [東証P]が4日続伸。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1500円とした。主力の特装車事業がコスト増による利益面で苦戦しているが、来期には価格改定効果が出る見通し。流体事業の好調さ継続や航空機事業の民需向け回復から、来期は良好な業績を予想。M&Aで海外事業の拡大に成功したことも評価している。同証券では24年3月期の連結営業利益120億円(前期比29.1%増)に対し、25年3月期の同利益は137億円を予想。
■セルシス <3663> 825円 (+13円、+1.6%)
セルシス <3663> [東証S]が続伸。同社は20日の取引終了後、アクセル <6730> [東証S]との間で資本・業務提携を締結すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。アクセルも高い。AI技術を使用したクリエーター支援プラットフォームの構築を2024年度中に目指す。決済機能を含めたアプリケーションのライセンス管理プラットフォームも同年度中に提供するほか、AIやWeb3領域での技術交流や共同開発も進める。セルシスはアクセルの発行済み株式総数の4.14%に相当する46万4800株を9億1600万円で立会外取引により取得する予定。アクセルはセルシスの株式について、9億1600万円相当(発行済み株式総数の3.20%分となる116万1705株程度)を5月末日をメドに市場買い付けにより取得する。
■オービック <4684> 22,515円 (+315円、+1.4%)
オービック <4684> [東証P]が続伸。20日の取引終了後、75万株(発行済み株数の0.84%)を上限とする自社株を21日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。同社の自社株買いは21年8月以来約2年半ぶりのこととなることから、これを好材料視した買いが入った。資本効率の向上を通じた株主への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが狙いという。なお、21日午前9時30分に70万9800株を157億5756万円で取得したと発表している。
■ID&EHD <9161> 3,765円 (+45円、+1.2%)
ID&Eホールディングス <9161> [東証P]が4日続伸。21日午前11時50分、衛星データ解析情報の提供などを手掛ける衛星データサービス企画(SDS、東京都千代田区)に対する追加出資を発表。これが株価の支援材料となったようだ。三菱電機 <6503> [東証P]と三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]傘下の三菱UFJ銀行とともに今回の出資について発表した。ID&EHD傘下の日本工営は豪雨被害実態把握技術の開発やインフラモニタリングによる防災・減災事業に取り組んでおり、2021に衛星データ利用を目的にSDSに出資した。追加出資により、大型衛星や海外衛星、小型合成開口レーダー(SAR)を組み合わせ、防災分野に更に貢献していくとしている。
■SWCC <5805> 3,355円 (+35円、+1.1%)
SWCC <5805> [東証P]が反発。SMBC日興証券が20日、SWCCの目標株価を2900円から4000円に引き上げた。投資評価は「1」を継続する。電力接続部品「SICONEX」について、能力増強による業績貢献がこれまでの予想よりも大きくなると見込む。高機能銅製品の需要拡大も想定し、同証券はSWCCの25年3月期営業利益予想を132億円から141億円に増額修正した。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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