日経平均株価
始値 26170.38
高値 26702.94(09:58)
安値 26152.89(09:02)
大引け 26652.89(前日比 +890.88 、 +3.46% )
売買高 14億7419万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆5544億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で4連騰、上げ幅は一時900円超える
2.終値で2万6600円台まで上昇し、約2週間ぶりの高値
3.前日は欧州が全面高、FOMC通過後の米株大幅高で安心感
4.ロシアとウクライナ停戦交渉に対する思惑も買い戻し誘発
5.全体の86%の銘柄が上昇し、売買代金も高水準に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場は、NYダウは前日比518ドル高と3日続伸した。ウクライナとロシアの停戦交渉や中国の景気刺激策に対する期待から、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株市場が大きく買われたことを受け、主力株を中心に幅広く投資資金が流入、日経平均株価は一時900円以上の上昇をみせた。
17日の東京市場は、リスクオン一色の展開となり日経平均は一気に2万6000円台後半まで上昇し、約2週間ぶりの高値をつけた。前日の欧州株市場が全面高となったほか、今週のビッグイベントであったFOMCを通過した米国株市場もNYダウなど主要株価指数が揃って大幅高となり、この地合いを東京市場も引き継ぐ格好となった。一部ではロシアとウクライナの間で停戦交渉が進んでいるとの思惑もあり、空売りの買い戻しが加速した。日経平均は一時900円を超える上昇で2万6700円台まで水準を切り上げる場面があった。業種別では33業種すべてが高く、機械や電機・精密など輸出セクターの上げが目立った。東証1部全体の86%の銘柄が上昇する全面高商状で、売買代金も3兆5000億円台と大きく膨らんでいる。
個別では、久しぶりに売買代金で断トツとなったソフトバンクグループ<9984>が上昇し、売買代金2位のレーザーテック<6920>も今年最大の上げ幅をみせた。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>などが買われ、任天堂<7974>も高い。ファーストリテイリング<9983>も買い人気。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上値追い。ギフティ<4449>がストップ高に買われ、三井松島ホールディングス<1518>も急騰、ユーザーローカル<3984>も値を飛ばした。
半面、川崎汽船<9107>が冴えず、オリエンタルランド<4661>が売りに押された。KDDI<9433>、日本電信電話<9432>が軟調、JR東日本<9020>も値を下げた。エイチ・アイ・エス<9603>が急落したほか、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、オープンドア<3926>の下げも目立つ。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、SBG <9984> 、ダイキン <6367> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約386円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、バンナムHD <7832> 、丸紅 <8002> 、NTT <9432> 、JR東日本 <9020> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約15円。うち8円はKDDI1銘柄によるもの。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)機械、(3)電気機器、(4)化学、(5)ガラス土石製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)陸運業、(3)鉄鋼、(4)水産・農林業、(5)空運業。
■個別材料株
△三井松島HD <1518>
22年3月期の利益及び配当予想を上方修正。
△Tワークス <3997> [JQ]
金融商品ポートフォリオ取引システムの特許査定を受領。
△アピリッツ <4174> [JQ]
23年1月期営業77%増益予想で増配も。
△日本ペHD <4612>
中計の良好な進捗状況を評価。
△日電産 <6594>
世界最薄クラスのリニア振動モータを開発。
△アシロ <7378> [東証M]
第1四半期営業益66%増で通期計画進捗率35%。
△東エレク <8035>
SOX指数5%超の急騰受け買い戻しが加速。
△川崎近海 <9179> [東証2]
川崎汽 <9107> が株式交換により完全子会社化へ。
△ファストリ <9983>
中国景気対策への思惑と裁定買い効果で急浮上。
△ソフトバンクG <9984>
出資するアリババ株が37%の急騰。
▼セルソース <4880> [東証M]
第1四半期営業利益36%増も進捗遅れを嫌気。
▼はるやまHD <7416>
22年3月期は営業赤字見通しに。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ギフティ <4449> 、(2)三井松島HD <1518> 、(3)ユーザーロカ <3984> 、(4)日本ペHD <4612> 、(5)スノーピーク <7816> 、(6)日電子 <6951> 、(7)アトラエ <6194> 、(8)アトラG <6029> 、(9)ネットプロ <7383> 、(10)Sansan <4443> 。
値下がり率上位10傑は(1)キャリアデザ <2410> 、(2)HIS <9603> 、(3)はるやまHD <7416> 、(4)T&Gニーズ <4331> 、(5)キムラタン <8107> 、(6)オープンドア <3926> 、(7)スマバ <9417> 、(8)オロ <3983> 、(9)石川製 <6208> 、(10)ダイヤHD <6699> 。
【大引け】
日経平均は前日比890.88円(3.46%)高の2万6652.89円。TOPIXは前日比45.76(2.47%)高の1899.01。出来高は概算で14億7419万株。東証1部の値上がり銘柄数は1872、値下がり銘柄数は250となった。日経ジャスダック平均は3576.96円(42.35円高)。
[2022年3月17日]
株探ニュース
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