第一船は堅調、１５年３月期最終損益は固定資産売却で赤字幅縮小へ

　第一中央汽船<9132.T>が堅調。同社は２８日取引終了後、２１日既発表の同社が所有する固定資産を子会社であるＳＴＡＲ　ＢＵＬＫ　ＣＡＲＲＩＥＲ社に譲渡し、同子会社が同固定資産を海外の第三者法人に譲渡する件について決定事項を改めて発表した。１５年３月期連結業績に固定資産売却益を特別利益として１９億５００万円計上する見込みで、これに伴い１５年３月期通期の連結最終損益を従来予想の５７億円の赤字から２７億円の赤字（前期実績は１５４億２９００万円）に上方修正。赤字幅が大幅に縮小したことを好感する買いが優勢となっている。譲渡資産は撒積貨物船で譲渡価額は同社から同子会社へは約５５億７７００万円、同子会社から海外の第三者法人へは約４５億７３００万円（１ドル＝１１５円で換算）となる。譲渡時期は１４年１２月～２月を予定している。

第一船の株価は９時４６分現在５６円（△１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）